【Vedanta】 インド六派哲学の一。ヴェーダーンタは『ヴェーダの末尾』、ウパニシャッドの意。 インド哲学の最有力であり、ヴァーダラーヤナが前1世紀ごろ開設する。ウパニシャッド哲学を重要視し、ブラフマンを宇宙唯一絶対の究極原因者としてアートマンとブラフマンの一致こそが人生の目的と説く。 根底経典は「ブラフマ・スートラ」。 ミーマーンサー学派と姉妹学派。
一年間に亘る伝統的な呼吸法指導者養成講座を、間もなく終える。 アーサナヨーガを始めた当初から、本当はインドに行って、学びたかったこの伝統的な呼吸法。でも、その頃の私は、娘、母親、嫁、義理の娘という4役を担い、とてもじゃないけど、その役割を放り投げて行ける状態ではなく、そのまま年月だけが通り過ぎた。 夫の両親と同居の中、40代に入って間もなく夫は単身赴任。中高生の多感な時期の息子達を抱え奮闘する中、実家の母が脳溢血で全身不随。父は、どこまでも愛情深く母を介護した。私は。。。誰よりも父親が大好きで、自身が尊敬する最愛の人だった。そんな父親を守る為に、また、まだ70歳代の母を生かす為に、私も全身全霊…
明日はマハーシヴァラートリー。 シヴァ神を崇める神聖なお祭りの日です。 昨年はリシケシのスワミ ダヤーナンダアーシュラムに バガヴァットギーターの勉強をするため滞在していました。 お祭りのための準備の様子や、修行者がサンニャーシーになるためにシヴァテンプルの横にある小部屋で一晩中火を炊きながらジャパ瞑想をする様子を、先生の解説を聞きながら厳かな気持ちで見ていたことを思い出します。 インド恋しいなあw 去年のインドは、リシケシには行く予定だったけど アーシュラムに滞在してギーターの勉強するなんて考えていませんでした。 でもヴェーダーンタを学ぶ友達の後押しでダメもとで先生に連絡したら 途中参加でも…
昨日からギーターを読み返している。 ビーチで、さて、と開いたらこのページ、52節が響きました。 君が本当に何を求めるべきか? 生きる目的を知り、貫くためにはどうすればいいか?それが解った時、君の迷いはなくなる。 その時過去に聞いてきたことも、未来に聞くかもしれないことも君を迷わせることはなくなるだろう。 君が求めるべきことは、君自身の真実である。
もし英語が自由自在に使えたなら、大好きなインドへ行きたい! 2010年に初めてインドの地を踏み、そのでっかさと底知れぬ深さに魅了され、お金を貯めては時間を捻出し、2016年まで毎年せっせと通っていました。 わたしの英語力は中学生ほどですが、それでも一人旅するには事足りていました。インド人は大抵の人は英語が喋れます。ヒングリッシュ〜ヒンディー語とイングリッシュをかけて、訛りのあるインド英語をこういいますが、私には聞き取りやすかった。 英語はインド人も私も第二外国語のせいか、相手の話を聞き取ろうとお互い一生懸命になるのでインド人とは話しやすかったし、聞き取りやすかった。 でも、インドに住んでいたり…
昨年から朝のヨーガ・ヴァーシシュタ&瞑想の習慣について書いていますが、再読でどうしてこんなにも初回と違って感じられるのか、とても不思議な本です。 初回は登場するキャラクターを追いかけさせてくれない、いい意味で不親切な状態で進んでいく設定を理解するのに意識を費やしました。文字と発言は追っているけれども、教えの構造の枠組みまでは追えていない。なのに再読するとそれも全部書いてあって驚きます。(第2章の最後にけっこうズバッと書かれてる) これは忘れているというよりも、わたしの意識が初回でそこまで理解するようにはできていない。土台がないんです。初回はラーマに自分の視点が近い状態だったので記憶から落ちてし…
お彼岸ですね。お墓参りのシーズンです。ちょっとまだ寒かったり温かくなったりとまさに三寒四温ですけれども お彼岸です。私が行った頃にはそんなにはお墓参りの方はいらっしゃいませんでしたが(車はいっぱいあったような気もしますが) ヴェーダの文化でも以前書きましたように、パンチャ・マハー・ヤグニャーという儀式の中でもピトゥル・ヤグニャと呼ばれる ものです。 ヴェーダーンタを学ぶと、お墓の中だけに宿るものではないと言うことに気づくのですが 目に見えないものに私たちが生かされているのだと言うことはとても大切なことですよね。 自分が何かを成し遂げているのだと言うことではなくて、何か目に見えないものも含めて生…
今日はゆるいタイトルになってしまいましたが! お食事は皆さんどうされてますか?ヨーガなどをされる方は運動大好きな人もいれば食べることが大好きな方もいれば、少し健康に気をつける方もいればめっちゃ食事に気を使う人もいればさまざまだと思います。 巷ではグルテンフリーとか、いろいろな食事法もありますが、日本人でしたらご飯を食べるというのは多かれ少なかれあるのではないかなと思います。 パンが大好きだったとしても、3食全てがパン、という方も少ないかもしれません。 私は全てを玄米にしているわけではないのですが、周りにはベジタリアンやビーガンの方も多くありまして、栄養不足にならないようにということを話していた…
[124]さまざまな個性的な悟り・霊的開眼の瞬間 [意味世界から臨界点を通過して無意味世界へ相転移する] 1)東洋哲学者・イスラム学者・言語学者井筒俊彦(1914-1993)は「意識と本質」で禅に関していう、「修行者がどんな意味を考え出しても、たといどれほど深遠な意味でそれがあっても、室内の参究はそれをたちどころに否定し粉砕してしまう。意味を考え出そうとしながら、かえって逆に一切の意味付与から遠ざかっていく。そのように指導されるのである。そして、意味を考えに考え、遂に理性的思惟能力の窮極の限界点に至り、更に一歩を進めて絶対無意味の世界に主体的に飛躍した時、突如としてそこに悟りの境地がある」と。…
[121]自我(自力・意志)から自己(他力・無心・無念)への悟り [自我は長時間感覚刺激を奪われると心理的異常をきたす] ◎感覚情報によって形成され維持される自我は長時間感覚刺激を奪われると、情緒面で不安定となり、思考は混乱し、幻覚を生じるなどさまざまな心理的異常をきたし、さらに外部からの暗示を受け入れやすくなる。つまり情報欠乏症状(情報飢餓)を呈する。 ◎とはいっても、内面に専心できる瞑想に慣れた者、(情報的)無を体験した者には該当しないが。 [瞑想は刺激に対してあるがままに流す] ◎瞑想で感覚が働いて(ボトムアップして)はいけないのではなく、それに心を止める、意識・注意が向かう(トップダウ…
ハートの静寂 (覚醒ブックス) 友人にお勧めされてとってもよかった本です。こちらは、ヴェーダンタについてわかりやすく書かれている本です。 バガヴァッドギータなど難しいなと感じている人にも、癒されながら読める本かなと思います。 今はタットワボーダのキャンプ中で、昨年に引き続き取り組んでいるわけですが、今年変わったことといえば チャンティングを毎晩練習していることです。これはたまたま取り組み始めて深い意味はなかったのですが サンスクリット語のチャンティングってとても難しいのと文法を何度聞いてもわからないことがきっかけで 暗唱したり声に出すことを通じて理解が深まれば、なーんて思って誰に言われたわけで…
[56]梵(普遍・全体)と我(特殊・部分)は一如なり [分割された部分がもとの図形と相似で、全体の縮小図であるフラクタル] 1)宇宙は一つの巨大システムで、そのシステムの下位にある各要素もシステムを成すフラクタル(自己相似性)である。フラクタルは全体を分割された各部分がもとの図形と相似で、全体の縮小図である。さらに各部分を再分割してもやはり依然として全体の縮小図である。母胎内の胎児が母親の縮小版であるように。 [部分画像から全体像が復元可能なホログラム] 2)ホログラム(完全写像)はレーザー光線を使って立体画像をプリントする。そこには光の強さと位相が記録される。それにレーザー光を当てながら再生…
どのシステムにどのくらい関与しながら自分の人生を生きるか。どの組織にどのくらいコミットして、本来ありたい自分を見失わない範囲で人格をコントロールするか。自我を滅してしまえば奴隷という認識や概念に振り回されずに精神の自由を得られるのに、なぜそうしないのか。カルマ・ヨーガってなにっ?!?! な〜んてことを日々呼吸するように考えている人にとって、この本は深刻にならずに頭に涼しい風を送ってくれます。 50の思想・コンセプトがぎゅっと日本のビジネスパーソン向けに編集されています。 わたしが哲学の本を読むようになったのは30代からで、ヨーガの哲学はインド人の先生から教わってきました。その先生が授業で西洋の…
タイトルの『ウパニシャッドからヨーガへ』は佐保田鶴治さんが、昭和52年に平川出版社から発行した本の題名です。 その「序」で次のよう述べられています。 「ウパニシャッドは宗教と哲学において最古のそして最高の権威とされているだけでなく、世界の宗教、哲学においても最高の古典のうちにかぞえられるべきものであります。哲学と宗教神秘思想の本質はウパニシャッド思想のなかに欠けるところなくそなわっております。」 「他方ではウパニシャッド思想圏の外で、サーンキャ(数論)哲学が生まれます。この哲学の創始者たちの多くは正統派バラモンではなくて、当時の上流知識層であった王族出身の人々であったと思われます。これらの王族…
どんと祭、とったりどんと祭りと言ったり各地で名前は異なりますが 七草の後は鏡開きで徐々に行われていきますね。 今年はなぜか全国各地でとても寒くてどんと祭どころじゃないような気もしますが 準備をしたり(終わった地域もありますね)している風景をちらほら見ます。 コロナ禍もあっていつも楽しみにしていた甘酒もコーヒーなどもこの2年か三年ばかし ありません。寒い中飲むのがとても楽しみなのですがおとなしくしておこうかな。 ホームページを新しくきちんと作りなさいとスワミジ(私のヴェーダーンタの先生です) から言われていますがなかなか着手できていません。 今年はしっかり作ってヴェーダーンタのお勉強やアーサナヨ…
朝カル講義用: 現代スピリチュアリティ文化論――ヨーガ、マインドフルネスからポジティブ心理学まで作者:伊藤雅之明石書店Amazon現代スピリチュアリティ文化論 - 株式会社 明石書店 はじめに 第一部 現代スピリチュアリティ文化の理論と研究アプローチ 第一章 現代スピリチュアリティ文化の歴史と現在――対抗文化から主流文化へ 第二章 二一世紀西ヨーロッパでの世俗化と再聖化――イギリスのスピリチュアリティ論争の現在 第三章 現代宗教研究の諸問題――オウム真理教とそれ以後 第二部 現代幸福論とスピリチュアリティ文化の諸相 第四章 マインドフルネスと現代幸福論の展開 第五章 現代マインドフルネス・ムー…
昨日はウダヤで、今年最後の陰陽ヨーガでした。 ウダヤでのクラスは月2回なので、毎年一番にクラス納めになります。ん?あ、去年はaosolaがあったか^^; 七里ヶ浜のaosolaは今年クローズしたので、今年はウダヤ。 準備万端整えて、さあ!と張り切って出かけたら、なんと人身事故で電車が止まるというアクシデント。 しかも運転再開見込みは16:20頃・・・クラスは16時に始まるので全然間に合わないじゃん。。。 急いでNoriさんにLINE生徒さんがいらしてから、待てるかどうか聞いてくださるとのことでした。ほっ 時間に余裕をもって家を出ても、こんなアクシデントは時々ありますね車両点検、異音がした、線路…
ってことで続きです。 まぁそんな感じですかね。あとはまぁ簡単なお掃除とか自分でできる浄化とかってあるんだけどこれはなんかスピリチュアルなのか宗教なのか霊的世界過ぎるんで書かないわ。ただまぁ効果は半端ねーよ。でもそれは闇断ちとか食事療法とかいろんなアドバイスを実践する中の一つとしてやっていてこれも効果ある!っていう相乗効果だと思うんだよね。だからお掃除とか簡単な浄化だけやっててもこんなに劇的な変化はないと思うんだよね。 だからまぁ全身全霊なのよね。生活の中で10分間だけ意識するとかじゃなくてもう全部それに捧げる感じね。でも捧げてるんじゃなくて好きでやってて効果があって効果が目に見えて分かるから楽…
文典家パタンジャリが編纂したとされる、ヨーガ・スートラ ヨーガの定義、「ヨーガハ・チッタ・ビリッティ・ニローダハ」は、 「ヨーガとは個人意識における動きの静止である」、 「ヨーガとは心の働きを止滅するものである」と翻訳されている。 簡潔ではあるが、ヨーガ・スートラ、ヴェーダーンタ、サーンキャ(数論)哲学やギーターなどを学んでいるヨーガ実践者や研究者以外にとってはとても難解であり意味不明とも言える。 ということで、ここからは私自身の言葉を使ってヨーガを解説してみたいと思う。 ヨーガやそれらの哲学に馴染みのない方にでもヨーガが理解できるように専門的な単語の使用は控えたい。 またここで伝えることは、…