「みんな頑張ってね」「皆さん、おはようございます」 「みんなに協力してもらいたい」 私は小学校の頃から、漠然と投げかけられる「みんな」という言葉の中に 自分は存在していない、と感じる子供だった。 その理由は、明確にあった。 小さい頃、一人っ子でよく大人の話に割って入る子どもだった私に、 「今は、あなたに話してないから」 「〇〇と話してるから、話に入ってこないで」 と再三、怒られていたこと。 そこで、自分が入ってはいけない会話があると学んだこと。 一人っ子で私の周りには、大人しかいないのに。じゃあ、誰と話せばいいのかと不満に思ったりもした。 そして、その教訓を心に刻んで生きてきた結果、 「名前を…