続いて南座顔見世興行昼の部を観劇。夜の部同様、大入り満員の大盛況。チケットはむしろ夜よりも入手が難しかった。これは推測だが、昼の部には映画「国宝」で取り上げられた『鷺娘』があるからではないかと思う。音羽屋の襲名を観劇すると云う意味では、夜の方がしっかり出も多い。何せこの昼の部では、音羽屋親子の出の時間はトータルで四十五分程しかないのだ。しかし短い乍ら、二人共素晴らしい舞踊を見せてくれていた。 幕開きは『醍醐の花見』。八年前に歌舞伎座で、やはり成駒家兄弟で初演された舞踊である。配役は鴈治郎の秀吉、扇雀の北政所、孝太郎の淀殿、虎之介の清正、鷹之資の正則、莟玉の三条殿、吉太朗の松の丸殿、吉弥のまつ、…