私が松坂慶子さんをしっかり認識したのは、 お恥ずかしながら「まんぷく」で「ブシムス」という愛称で呼ばれていた 主人公の母親役だったのですが、 本作もそんな松坂さんのチャーミングな持ち味が光る作品となりました。 当初は、語尾に必ず「ぉ〜」がつくような喋り方のパンチ力が大きくて、 なんで主人公を分かりやすく乙女キャラにしたんだろう? なんでそんな喋り方にさせたんだろう?と疑問に思っていて。 見ていくごとに、それは、親友を失い一文なしであるために、 刑務所でお世話になるしかないと考えるほど過酷な状況に立たされている主人公を見て、 視聴者にあまり過酷だと感じさせないように コミカルさで中和させる意味を…