一点を見つめる

久しぶりに大ミスを大連発して凹む。これがまた仕事上での話なら「仕事のミスは仕事で取り戻すしかねえ……」と勝手に独りでに意気込んでなんとか名誉挽回しようと丁寧に仕事をこなしたりするのだけれど、なにも、プライベート上、友情間のもの、となると一気にそういう覇気も自信も上手く体に纏えなくなる。名誉挽回ができる気が一切しない、なんてそういうわけでもないっちゃないのだけれど、「つーちゃんはほら、バカだから」と言われてしまっては（う……、そう、なんだよな……）となるしかなく、床の一点を見つめるしかもう、ない。馬鹿だなあと自分でも思う。いつも、よく思う。思考力が無いわけでも思慮浅いわけでもあんまりないはずなの…

諸君、ごきげんよう。 我は音楽を哲学的に考え思考する メロディウスである。 今回は UVERworldWINGS ever について哲学的に考察していく。 UVERworld「WINGS ever」MV WINGS everの歌詞 序論 第1章 挑戦と到達の哲学 第2章 選択と後悔の狭間 第3章 不確実性と魔法の美学 結論 進む先にある光 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); UVERworld「WINGS ever」MV ※更新され次第アップします WINGS everの歌詞 Bounce and Reach Champ and…

空には薄い青が広がり、風は静かだった。しかし、大地は熱を帯び、ざわめいていた。森の奥深く、誰も踏み入れることのない開けた場所に、世界中の動物たちが集まっていた。象、ライオン、キリン、そして鳥たち――それは夢か幻かと思わせるほど、壮大な光景だった。彼らはただ集まっているのではなかった。それぞれが無言のまま、しかし確かな目的を共有していた。ゾウの足音が重々しく響き、キリンの首が揺れるたび、どこか緊張感が漂っていた。猛獣たちでさえ、この場では牙をむくことなく、ただ静かに佇んでいる。「時は満ちた。」 群れの中央に立つ白いライオンが口を開いた。その声は低く、しかし森中に響き渡るほどの力を持っていた。彼の…

「うっわカキフライおいしそー。あっ、あっ、あっ」 １２才のひとり娘が犬のように息を荒くするのが食卓の方から聞こえて来、室田哲志は思わず微笑む。哲志もカキフライが好物だったからではなく、妻（娘にとっての母）が作った料理について「うっわ」という感嘆詞をまじえて喜んで、犬の真似までしてしまう娘の天真爛漫な育ち方に、言いようのない快楽を覚えたのだ。子育ては気持ちが良い。 「あなた、そろそろごはんにしましょうか」 と妻が、書斎の引き戸をちょっと開けて哲志に声をかける。 「うん。今行く」 と、すっかり慣れてしまったリモートワークの仕上げにメールチェックをしながら哲志は答えるが、敢えてすぐには腰を上げない。…

にゃん吉です。 2024年10月28日放送の『クレイジージャーニー』の回は、オカルト研究家の吉田悠軌さんでした。

某日 ビルボードで共演するグソクムズと対談。とにかく暑い日でたどり着いただけで汗だくだったのに取材先の部屋もうっすら暑くて近年稀に見る悪いコンディションの写真が撮れた。せつねえ。 夜は鳥居ゼミの打ち合わせ。わいわい話しただけだったけど、中野の駅で降りる、なんて随分久しぶりな気がしてそわそわする。中野は本当によく行った街だった。バンドのリハーサルもある時期までは中野だったし、理由もなく訪れたことだって何度もあったはずだ。ようやく「かつてよく行った街」というのができたのか、と寂しくもなったが、感慨深くもなった。イヴェントはきっといいものになる。 8月30日 リハーサル。台風でどうなることかと思った…

船に酔うとめまいや吐き気、または嘔吐などが起こり、動けない状態になることもあり、とても苦しいものです。 旅行や魚釣りなどで船を利用する場合、船酔いした経験のある人は、また酔うのではないかと心配になりますよね。 でも、事前に船に乗ることがわかっている場合は、しっかり船酔い防止対策をしましょう。 船酔い防止に効果のある食べ物・飲み物や、酔ってしまったときに効果のある食べ物・グッズをご紹介します。 なぜ船酔いしてしまうのか？ （乗り物酔いのメカニズム） 船酔い防止に効果のある食べ物は何がいいの？ （船に乗る前の食べ物） （船に乗る前の飲み物） （避けた方が良い食べ物・飲み物） （カフェインを含む飲み…

旅は適当が一番です 適当に旅する➡するといろんなことが見えてきます 一点を見つめるより より多くの情報を幅広く知ることができます いろんなところに目の保養があり とても新鮮な気持ちになったりします そんなところが旅の良いところですよね

前回 脱・SNS ですべきことに集中したい，と書いたから，今日はその集中を更に一段格上げする方法についてまとめてみる。 正直最近，何か作業をしていても上の空だったり，頭に入ってこなかったりと集中不足な状態が続いていた。 ということで 「ゾーン突入」 だ。 よくアスリートとかが， 「あいつゾーンに入ってる。」 とかでこの言葉を使うことが多い気がする。 似たような言葉に 「フロー」 ってものがあったからこの違いを調べてみた。 その結果 フロー・・・課題や成果以上に物事に没頭している状態を重視。自分をあまり見ないため，自己意識は低下する。程よい難易度のものを効率良くこなすことができる。 ゾーン・・・…

死んだら遺影はプリクラにしてほしいと事あるごとに言ってきた。しかし先日友人に写真を撮ってもらったので、そちらを遺影にしてほしいと思う。 滑らかな曲線を描いてくびれた腰と、前方のどこか一点を見つめる表情が、まるで自分ではないかのようだ。 私は美人ではないしスタイルもよくない。だが、ここに写っている私には被写体としての美しさがあると思う。多分この美しさを引き出せるのは友人しかいない。いつも撮ってくれてありがとう。一緒に最高の作品を作ろうね。 写真は額装した状態でもらった。そのまま何の気なしにテーブルの上に置いてみたら、本当に遺影のように思えてきた。傍に積まれた本や薬は遺品だ。 死んだ自分の写真を見…

「サユリ」 カルト映画的な怪作だった。前半のいかにも残忍なホラーテイストが、後半、爆笑コメディに変わっていく爽快感がたまらなく楽しい。物語は悲惨な展開なのに、見終わって悲壮感が全くないという奇妙ながらも心地よい映画だった。監督は白石晃士。 一人の母親が二階へ食事を運んでいく。ドアの向こうにいるサユリという娘に声をかけるが、なかでは引きこもって醜く太った女性がゆっくり立ち上がりバールを持ってドアを開けて殴りかかって来て映画は幕を開ける。そして十年、いかにも幸福そうな家族と祖父母が一軒の家に引っ越して来る。念願のマイホームを手に入れた神木家の主人照雄は、三人の子供たちそれぞれに部屋を与え、痴呆気味…

大学生時分の長話をしよう。次の日だった。私は『シトロエン2CV・チャールストン』なる車種の後部座席で揺られていた。赤いボディの、可愛らしい車だった。フランス製との事で、当然ながら左ハンドル。見た目よりも車内は広々としていた。ハンドルを握っているのは、稗苗丁。今日は狩衣装束から打って変わって、黒いドレスのような衣服を身に纏っている。日焼け防止の長い手袋がやけに似合っていた。「静かじゃのう、糾。起きておるか」ルームミラーで丁がちらりと視線を向ける。「起きていますよ。この車、まさか東京から？」「運ばせたに決まっておろう。長距離運転には向かん」ミラー越しに丁を見つめ返すと、まるでフランス人形のようだと…