田中芳樹の小説。 ポールシフトで九十度傾いた、未来の地球上で、都市を七つ再建した人類が、衛星システムである高度から上へはいけないので、都市間で起きる戦争を描く。 文庫は雑誌連載分を収録したもので未収録の作品あり。 2005年ついに「灼熱の竜騎兵」シリーズに続いて原案・田中芳樹のシェアードワールズに。
七都市物語 (ハヤカワ文庫JA)
七都市物語 シェアードワールズ (トクマ・ノベルズ)
【コミック】七都市物語(全5巻)作者:田中芳樹,フクダイクミ講談社Amazon 「創竜伝」は期待外れだったけれども、 これは銀英伝に非常に近しい作品で、愉しく読むことが出来た。 特殊な世界設定(地軸の90度転倒により壊滅した後に建設された七都市)と、 特殊な制限事項(地上500mを越える飛行が許されないオリンポス・システム)下で、 戦略と戦術を描くのに特化した作品。 主にはリュウ・ウェイ(ヤン・ウェンリーを彷彿とさせる)の描く政治的戦略と、 各都市の知将たちによる戦術とをじっくりと描き出している。 1冊の原作(5短編)を5巻で描いてるので、粗筋感もなく、充分なボリューム。 ただ、奸計もあるけれ…
よくわからずブログを初めてみたところ、どうやら今週のお題というものがありました。 …ということで! ここのところあまり小説は読みませんが、せっかくなのでこれまでにわたしが読んだ小説について何か書いてみようと思います📕 小説を毎日のように読んでいたのは数年前のまだフル出社をしていた頃でした。 コロナ禍で就職し、在宅勤務にならなかったためガラガラの電車に乗って通勤する毎日。 座れるしせっかくだから何かをしよう!と思い、始めたのが通勤中の読書でした。 もともと文字の羅列を見ただけで眠くなるタチでしたが、おかげさまで今は克服できています!笑 読んでいたのは主にファンタジーで「アルスラーン戦記」「七都市…
www.4gamer.net モルダイバーにアッセンブルインサートにアップルシード……。懐かしいけど今一つ思い入れできない作品が並んでるな……。 特にアップルシードは、七都市物語と並んで「原作ブチ壊しOVA」に挙げたい作品だ。 (以下、ネタバレがあるため折り畳む)
はじめに 気付けば7月が始まり、今年も残すところあと半年。早いと感じる一方で、充実していたかはさておき、妥当だなと感じている自分もいます。 さて、今回はタイトル通り、上半期に読んだ本から十冊を選び、それぞれの本について軽くコメントをしていきたいと思います。なお、読書編と題してはいますが、今後映画編があるかは不明。映画については十選できるほど見れていないんですよね。 2024年上半期10選 今年の上半期に読めた本(漫画除く)は計46冊。今年の抱負として年百冊を掲げてた身としては、4冊ビハインドで折り返し地点と、若干焦りはあったりします。 なお、肝心の上半期の10選はTwitter(現X)でも呟い…
雑に選んでいたらオールタイムで100に絞るなんてまず無理だから時間を区切ってみた。 選んでみて実感したけど、70~90年代は根本的に刊行数が限定的だからかなり幅広く選ばないと100まで行かない感じだな……「そこそこ好きだった」レベルでも100に入ってくるな…… とりあえず時間があったら00年代版、10年代版くらいまでまとめてみよう。 僕の90年代は水野良・神坂一・高畑京一郎・田中芳樹・茅田砂胡・富野由悠季を主成分に構成されている。 ■僕の好きなライトノベル100選(70~90年代) ・「無責任」シリーズ 1. 宇宙一の無責任男 / 吉岡平 / 富士見ファンタジア文庫 / 1989 2. 無責任…
Xで「#何度も繰り返し読んだ特別な一冊」とか「#名刺代わりの小説10選」のタグを見て 面白そうだと思った本のメモと 過去に読んで思い返してよかった本を備忘録として書き出してみる 他の人が書き出している本で気になったもの 特に記憶に残る本 新井素子 馬場 翁 貴志祐介 田中芳樹 辻 真先 神坂 一 王領寺静 吉岡 平 安田均(原案)・水野良(著) 星新一 振り返って
田中芳樹『七都市物語』(早川書房 一九九〇)中の一エピソード。 六都市連合軍から、自都市ブエノス・ゾンデを守り抜いた軍人ノルトは、戦勝の直後に、かねて恨みのあった、自都市の独裁者ラウドルップを暗殺します。おのれの死も覚悟の行為であったのですが、意外にも親衛隊やラウドルップ支持者はノルトの行為を英雄的とほめたたえ、新たな指導者になってくれるよう懇願します。独裁を支える者たちの薄気味悪さを感じたノルトは別の都市に亡命するのですが、そこでも彼の非凡な軍事能力はほってはおかれないのでした。 未来小説なので極端な例ではありますが、考えさせられます。独裁者を暗殺して、はいおしまいではなく、独裁に依存し支え…
何日か前の日記にヨーク公が戦死したと書きました。プレイ意欲が無くなりそうな話ですが、それでも続けています。少しずつ。まあ、ルールを把握するためのテストみたいなものですので。 その後、父親を殺されたマーチ伯がヘンリー6世に襲い掛かります。ヨーク公との戦いで部隊がだいぶ減っていたヘンリー6世軍は、それでも「国王は、引かぬ!媚びぬ!省みぬ!」と言って受けて立ちます。まあ、負けました。ヘンリー6世は特別ルールで死亡はせず、暦にも戻らず、生き残ったヨーク派の領主に囚われます。その領主が解散した時に解放されます。身代金という概念はありません。 ヘンリー6世軍と戦ったマーチ伯ですが、やはり部隊が減少していま…
家に帰ってきた。行きの道中で、田中芳樹『七都市物語』を読み終わっていた。おもしろかった。すっぱりさっぱりそうだ。他に言うことがない。素直に、お支払いした金額分満足した。歩くのは好きだが、歩く行為自体にはたちまちのうちに飽きるので、一人言を言いながら歩いているな、怖いなこいつは、と思いながら歩いていて、一人言の声量がまあまあでかい。よく分からない歌も歌っている。無為を無為なりに出力しようとしているらしい。久しぶりの部屋はとても寒い。風呂に入ったりがあるがめんどくさい。入るけど。