光は溢れ、春風は心地よく。清々しい気分で過ごせる季節 二十四節気の『清明』の節気がやってきた。『暦便覧』に「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されているように、万物がイキイキとして輝いて見える時期である。 ちなみに、中国では先祖を敬う墓参りや咲き誇る花々を愛でる行楽の季節とされている。 そんな『清明』の最初の5日間を、七十二候では『玄鳥至(つばめきたる)』としている。軒下に巣を作って子育てに励み、ピーピーと泣き続ける小鳥たちに小虫を与え続けている姿を見ていると命の尊さまで教えられているような気持ちになる。 暗く寒い冬を抜け出したあと続いていた三寒四温の時期もようやく終わり…