道家の思想家・荘子(そうし)の中心的な概念。「全ての物を斉しく(ひとしく)同一と見なす」という概略であるが、この場合 民主主義の「平等」という概念とはまったく違う。自己が絶対者であるという意識をもって「全てのもの」に差別を設けないという境地を言うのである。「物」には「者」としての人間も含む。なお、その絶対者も万物のひとつに過ぎないという認識も重要である。「荘子:そうじ(書物としてはこう読む)・斉物論編」に詳しい。
キッチン掃除 「そうじ」と打ったら、「荘子」と変換されました。 普通は「掃除」が第一候補ですよねぇ~、わたしのパソコンだなぁと妙に納得。 万物斉同ー荘周の考えには傾倒しているのに、些細なことが引っ掛かって、悔やんだり歯痒い思いをしたり・・・そしてそんな自分に嫌気がさしたり・・・ タイトルからは逸れてますが、でも・・・荘子と掃除、案外繋がってるかも? ざわついたココロを鎮めるには「掃除」はかなり効果あり、ですもんね。 キッチンを掃除しようと思い立ったそもそもの理由は、数日前にちっちゃなちっちゃなアリの集団を発見したから。 レオンのエサを保管しているケースの周囲に一番多かったのですが、キッチンです…
Ω 𒀭𒎏𒄯𒊕 _ この地球に住まう命たちの体重を掻き集めたならば、その半分を微生物が占めているという。 この世に在ることごとくには微生物が かかづらっているわけで、なんならボクのこの體だって微生物が綯い交ざりあった集大成であり、皮膚も骨も内臓も脳も何もかも、彼らで捏ねたあげた肉団子みたいなものだ。 「自由意志だ、独立志向だ」ボクたちはそうやって勇ましく突っ張ってみせているけれど、無数の彼らがしつらえたこの箱庭世界で、したり顔に闊歩する世間知らずな坊ちゃんでしかない。 この手を振りまわし、脚を蹴りあげて鼻息荒く歌舞いたところで、結局は彼らが善立てをした掌の内で踊っているだけのこと。'ジブン'とい…