●歌は、「味酒を三輪の祝が斎ふ杉手触れし罪か君に逢ひかたき」である。 万葉の森船岡山万葉歌碑(103)(丹波大女娘子) ●歌碑は、東近江市糠塚町 万葉の森船岡山(103)である。 この写真が、船岡山で最後に撮ったものである。 ●歌をみていこう。 ◆味酒呼 三輪之祝我 忌杉 手觸之罪歟 君二遇難寸 (丹波大女娘子 巻四 七一二) ≪書き下し≫味酒(うまさけ)を三輪し祝(はふり)が斎(いは)ふ杉手(て)触(ふ)れし罪か君に逢ひかたき (訳)三輪の神主(かんぬし)があがめ祭る杉、その神木の杉に手を触れた祟(たた)りでしょうか。あなたになかなか逢えないのは (注)うまさけ【味酒・旨酒】分類枕詞:味のよ…