本を読むのは昔から好きだった。 幼稚園の時点で小学生向けの本をせがんで買ってもらい、小学生の頃にテイルズオブシリーズのノベルを読み尽くし(当時発売分)、中学生はラノベを読み漁り、高校生からは有川浩、あさのあつこ、村山由佳、宮部みゆき、大学生になって森見登美彦、上橋菜穂子、東野圭吾、小野不由美、、、と順当に読書を楽しんでいた。 基本的には恋愛小説、青春小説、純文学あたりを好んで読んでいたが、ファンタジーも好きで、ある日突然「SF読めたらかっこいいな……」と思い立ち、大学生の長期休みに坂の上の図書館まで歩いていって『夏への扉』を借りて読んだ。残念ながら初めてのSFどころか初めて(?)の翻訳物で、読…