画像出典:国語辞典オンライン 過日、30年振りに過去に勤務していた会社の当時の同期入社の一人から電話がありました。その声を聴いた時直ぐに、その同期が誰であるかが分かりました。同期の中で一番仲がよかったから。 わたしは、僅か入社三年で退社して、それ以降は一度として会うことはありませんでした。退社してからの、目指す道に格闘する日々で、会社での人間関係をすっかり忘却していました。 『木村だけど、久しぶり。会いませんか』 と、単刀直入に誘いがあって、わたしは無論、即座に了解しました。電話口では到底聞き及べない程の量の尋ねてみたいことがありました。 時間と場所を決めてその場は、数分のうちに受話器を置いた…