(英語: Triple Entente、フランス語: Triple-Entente、ロシア語: Антанта) 19世紀末から20世紀初頭においてイギリス・フランス・ロシア帝国の各国の間で締結された露仏同盟・英露協商・英仏協商によって作られた三国の協調関係を指した言葉。英仏露協商ともいい、独墺伊同盟と対立し、第一次世界大戦の主要な交戦国となった。
第一次世界大戦が勃発、日本も日英同盟を理由に参戦する。混乱を利用し、ドイツの既得権益を継承しようとする。結果、中国国民の反発を招き、ヨーロッパ諸国からの警戒心も強まる。目次・ヨーロッパの火薬庫、バルカン半島での対立・三国同盟と三国協商・サライェボ事件を機に第一次世界大戦が勃発・新兵器の登場で大きく変わった戦争 ■ヨーロッパの火薬庫、バルカン半島での対立19世紀後半、度重なる戦争でオスマン帝国が弱体化し、民族主義思想が浸透してくると諸民族が独立した。もともと民族が入り乱れた地域であり、周辺各国の利害関係から何度も戦争を繰り返す、「ヨーロッパの火薬庫」となっていた。日露戦争で敗れたロシアは、進出先…
欧州を中心とした第一次世界大戦を扱う戦略級ゲーム「The Lamps are Going Out」(Compass Games)を対戦しました。*14人プレイまでできるのですが、今回は2人プレイです。希望ベースで、当方はイギリス・フランス・ロシア・アメリカ、Yさんがドイツ・オーストリア・トルコを担当しました。 ゲームの内容 プレイヤー ゲームシーケンス 戦闘 陸上ユニット 海上ユニット 生産 カード イベントカード 技術カード AAR 初期配置 1914年秋 ドイツ(グレーのユニット) 三国協商(イギリス・フランス他)(オレンジ色のユニット) ロシア・アメリカ・他連合軍側中小国(緑色のユニット…
世界政策に乗り出したヴィルヘルム2世は、手始めにフランス領のモロッコに進出しました。当然フランスは反発します。更にはフランスと協力関係だった国まで手を出すようになります。かくしてドイツを筆頭にした三国同盟、フランスを筆頭にした三国協商が生まれ、第一次世界大戦が始まりました。
第一次世界大戦全体の流れを新書一冊にまとめた本。 『軍靴のバルツァー』*1や上田早夕里『リラと戦禍の風』 - logical cypher scape2を読んで、第一次世界大戦が気になっていたので。なお、この本は『リラと戦禍の風』の参考文献として挙げられていた。 第一次世界大戦というのは、特に日本では第二次大戦と比較して、あまり知られてはいない。実際、日本では一般的な認知度もそうだが、研究という面でもあまり行われていないらしい。本書は、開戦100周年の2014年刊行で、第一次世界大戦全体の入門と近年の研究のフォローアップを目的に書かれている、と。 なお、日本ではあまり第一次大戦研究が行われてこ…
昨日の続きです。 悪名高いイギリスの「三枚舌外交」の続きです。 イギリスはオスマン帝国内のアラブ人をそそのかし、今度はユダヤ人をそそのかそうとしているのです。 具体的には、イギリス軍への資金援助を申し出る代わりに、勝利の暁には「カナンの地」をユダヤ人の国にしてあげようと持ちかけるのです。 つまり、イギリスはパレスチナの地を餌にアラブ人には内乱をそそのかし、ユダヤ人には資金援助を求めるのです。 具体的にはユダヤ系の財閥、ロスチャイルドから資金援助を引き出そうという狙いです。 その上で、フランスとロシア(三国協商の仲間)に対しては、オスマン帝国を倒した暁には、その領土をこの三国で分割すると密約した…
明治時代になって西洋文明が日本を革命的に変えていったが、そのかなめになったのが教育だった。国づくりを担う人材養成だ。義務教育が制度化され、学校で教わる歌は、国民に愛唱された。自然を歌う、暮らしを歌う、愛国心を涵養する軍歌も作られ、歌われた。 明治45年、「冬の夜」という歌が、尋常小学校唱歌に指定された。 1 , ともしび近く 衣(きぬ)縫う母は 春の遊びの 楽しさ語る 居並ぶ子どもは 指を折りつつ 日数かぞえて 喜び勇む 囲炉裏火はとろとろ 外は吹雪 2,, 囲炉裏のはたで 縄なう父は 過ぎし戦(いくさ)の 手柄を語る 居並ぶ子どもは 眠さ忘れて 耳を傾け こぶしを握る 囲炉裏火はとろとろ 外…
昨日の続きです。 このように教皇は強大な権力を持つようになりました。 さらに権威を高めようという流れの中で、「この勢いでエルサレムを取り戻そう!」と言う考えが浮かびます。 このように、キリスト教のヨーロッパ諸国が、イスラム教から聖地エルサレムを奪還するために起こした軍事行動が十字軍遠征なのです。 その遠征がなんと約200年も続くことになるのです。 「十字軍」とは良い呼び名ですが、実際はむちゃくちゃな戦い方をしていました。 そもそもエルサレムははるかに遠い地でした。 疲労困憊の兵士たちが戦って、確かにエルサレムは奪還しました。 しかし、周りはイスラム教の国々に囲まれていますから孤立無縁となります…
❝【日本という怪しいシステムに関する一見解】(初稿1999.10.29) 平成15年5月16日改定 岡山県井原医師会鳥越恵治郎(H26年4月17日一部改定)http://www.ibaraisikai.or.jp/information/iitaihoudai/houdai37.html ❞※この記事は一冊の本になるような長文の論文です。今日に繋がる20世紀の日本の赤裸々な史実を通して日本の権力構造を解明しています。 USA第51州の実態(005)大正時代(1) プロローグ ❝ ※ 筆者は日本人でありながら、どうしても昭和以後のこの国が好きになれない。 一体それはどこから来るのだろうか?。小さ…
【「トルコ大地震前」トルコはNATO脱退の可能性を示唆?!】トルコ・オスマン帝国の歴史から学ぶ世界史~イスラエル以外の中東諸国は非米側に転じている~ ■トルコ NATO脱退の可能性を示唆 Sputnik 2023年1月25日 https://sputniknews.jp/20230125/nato-14704116.html ~~~ トルコ中道右派政党「祖国党」のエテム・サンチャク副議長は、トルコのNATO脱退は「必要」であるとし、今後5-6ヶ月のうちにそれが実現するだろうと述べた。 Aydinlik紙が伝えた。 サンチャク氏は、NATOは「挑発によりトルコがそのような行動をとることを強要して…