12月16日 三重県大洞山 平日の静かな朝、急坂の集落を抜けて駐車場に向かいます。住宅地を下る道から見えるのは、おらが山と呼ぶ伊賀富士「尼ヶ岳」。そのすぐ右隣に頂を覗かせるのが「大洞山」。尼ヶ岳とともに室生火山群に属する死火山。雄岳(1,013m)と雌岳(984.8m)から成り、地形図では三角点のある雌岳が大洞山と記されています。山麓にある金峯山寺真福院を訪れる修験者が持つ法螺貝に似ていることから大洞山と名付けられたそうですが、住宅地からは尼ヶ岳と同様、円錐形に見えます。この山が賑わうのは春。とは言っても、それは山麓。真福院の参道にある桜並木は「三多気の桜」として、国の名勝地に指定されています…