日本の推理小説における奇書三作品のこと。
中国の三大奇書と区別して、日本三大奇書とも呼ばれる。また竹本健治『匣の中の失楽』を加えて「四大奇書」とする向きもある。
中国の三つの代表的な長編小説。 一般的に「水滸伝」「三国志演義」「西遊記」を差す。 四大奇書と言った場合は「金瓶梅」を加える。 奇書とは古今に卓絶した小説という意味。
一度は聞いたことがある!?日本三大奇書 日本三大奇書という言葉は本好きではない人でも聞いたことがあるのではないだろうか。日本三大奇書とは、『ドグラ・マグラ』を筆頭に、日本の推理小説におけるアンチミステリの傑作とされる三つの小説の総称だ。その三つの小説とは『ドグラ・マグラ』、『黒死館殺人事件』、『虚無への供物』。メタ構造、ペダンチック、ミステリへのアンチテーゼなど独特な雰囲気が醸し出された小説だ。その三大奇書の影響を色濃く受けた第四の奇書『匣の中の失楽』もあって、三大奇書とまとめて日本四大奇書とも言われる。 最近でも第五の奇書と呼ばれるんじゃないかなと思える小説も出てきている。三大奇書とその系譜…
TLで流行っていた企画。 100冊なんて絶対無理だろと思ってみたものの、やってみたら案外いけることが判明したのでやってみようと思いました。 ただ、収拾がつかなくなると困るので、いくつか私的レギュレーションを。 挙げるのはいわゆる「文字の本・文章」に限る(漫画・画集等は除外) 興味を持って読もうと思い立ってくれた人が困る可能性がある本(専門知識を要する本・Amazonで簡単には買えない本など)は避ける シリーズものを「〇〇シリーズ」として挙げることは極力避け、一冊あるいは一編の単位でピックアップする。 著者一人に対して挙げるのは、原則として一冊。ただし、選考基準が異なる場合などはその限りではない…
「オクトパストラベラーⅡ」プレイ日記2回目です。仕事がクッソ忙しいですが、毎日なんとか一時間ぐらいは遊ぶ時間を取ってちまちまとプレイ中。 現在プレイ時間約30時間ぐらい。オーシュットを除く全主人公の二章までをなんとかクリアしたあたりとなります。 とりあえず、各キャラの二章に挑む前に、一通りの街を回って基本ジョブのライセンスを獲得。二章のストーリーで出向く街の範囲で一通り揃うようになっています。 ただ街中に無い商人と狩人はちょっと手こずった。もう少し分かりやすいところにいてくれよw あと盗賊も街中にギルドがあるんですが、微妙に隠されているうえに夜限定という初見で分かりづらい条件があるため(私は完…
本日は「3・11」、東日本大震災が発災した日。あれから丸12年経った。私は2008年3月に仙台の宮城大学を辞し、4月から東京の多摩大学に移った。その3年後の2011年に東日本大震災が発生した。当日の夕刻からは、NPO法人知的生産の技術研究会の総会が行われる予定で、多摩から都内へ出かける寸前の14時46分に大地震が起こって、自宅に戻ることができた。 今日は銀座に出る用事があったので、築地本願寺に寄ってみたら、「東日本大震災 十三回忌法要」が営まれていた。焼香をして、茨城県の住職の講話を聞いた。 築地本願寺は、西本願寺を本山とする浄土真宗の寺院で、インドの古代仏教様式(ガンダーラ様式)を採用してい…
蔵書は少しずつ減らしているのですが、創元ライブラリ版中井英夫全集は全巻たぶんわたしが死ぬまで持ち続け、読み続けている本だと思います。全12巻すべて初版で、発売されるのを楽しみに買っていました。読みすぎた巻はボロボロだけど。特に『虚無への供物』と『とらんぷ譚』。 昨日の夜、その『虚無への供物』のページをパラパラと繰っていて、そういえば、この本はシャンソンわりと出てくるなぁ、主要登場人物の奈々村久生は奈々緋紗緒という名でシャンソン歌手だし…と思い、SpotifyとYouTubeを駆使して聴いていました。 中井英夫の『虚無への供物』とは?から本当は始めなきゃだけれど(わからない方ポカーンですよね…)…
お題「好きなシリーズもの」 読書が好きな人はとりあえず【文豪ストレイドッグス】観よう! このアニメは内容だけでなく、 読書好きが“設定”を楽しめるように出来ているのだ。 私は2周目にしてそれにようやく気付いた。 11月頃だったかな? アマプラにて、 【文豪ストレイドッグス】が再びプライム対象になっているのを発見した。 人生万事塞翁が虎 上村祐翔 Amazon 1周目に観たのが何年前かはもう忘れてしまったけれど、 せっかくなので遠慮なく2周目に突入した。 文豪ストレイドッグス2周目無事完走 1.谷崎潤一郎 異能力『細雪』 2.夢野久作ことQちゃん 異能力『ドグラ・マグラ』 3.ヒョードル・ドスト…
胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか 夢野久作「ドグラ・マグラ」巻頭歌 みんな大好きチャカポコ小説「ドグラ・マグラ」。 日本探偵三大奇書と言われてるけど、作家が10年の歳月に渡って入魂したこの小説には何か奇怪さよりも、その熱情みたいなものを感じる。わたしみたいな凡人には、何にも理解し得ないんだけど。 この「胎児の夢」が思わず頭に浮かぶ出来事があった。 5歳と半年が過ぎた息子がお風呂で突然ぽつぽつと話し出した。 息子の一人称は彼の名前なのだけど、以下、「僕」で。 「ママのお腹の中におじいちゃんがいて、いつも僕を心配していた」 「僕が持ってきた枝をいつも杖にしててさ〜困った」 「お…
『ドグラ・マグラ』 はい、こんにちは。読書週間を付けたいので始めてみました。 オススメの本を自分勝手に紹介していきます。記念すべき第一作は夢野久作著の『ドグラ・マグラ』です。 日本三大奇書として知っている方もいると思います。上下巻ある出版社もあるので、手に取るハードルはちょっと高いかなって感じですよね。内容も意味不明だからキツい?大丈夫です。意味わから人の方が少ないです。 そもそも奇書ってなんやねんって話なんですけど、アンチミステリだと考えてもらって大丈夫です。つまるところ三大奇書は探偵小説です。が、探偵小説に喧嘩を売ってる探偵小説ってイメージを持ってください。それだけです。 夢野久作がめっっ…
降りました、降りました 今年も雪が降りました、それも本格的 ここ会津では「雪がボサボサ降る」と表現しますが、まさにそんな雪です。 朝方はこんな感じでしたが、お客様が集まる昼過ぎはこんな感じ まだ水分の多いおもい雪で、今日は三回出動。もう既に足腰へろへろです ここまでは30cmぐらいの積雪ですが、まだまだしんしんとボサボサと雪は降り積もっています。 明日が楽しみ(…心配…) 雪国の庶民としては、雪降りの日の行方氏は避けて通れない運命みたいなものですが、休める時には、こたつでみかんなど食べながらゴロゴロ読書 そんな時最適、奇妙な味の短編小説たち スタジョーン、フレドリックブラウン、ブラッドベリ い…
『太田千寿が解き明かす「霊界と天上界の大真実」』 人類はサタンに騙されている 「消された記憶を取り戻せ!」 太田千寿 徳間書店 1996/8 <三島由紀夫氏が私のところに来た理由> ・亡くなった三島由紀夫氏が私のところに来たての状況は以前に詳しく書きました。しかし、三島氏がどういう理由で、地上に交信をしてくるようになったのか。さらには、どうして三島氏が地球を救うようになったのかはあまり触れていませんでした。 私が知らされていたのは、次の三点です。 1、死んだ直後、指導霊に連れられて富士の裾野に行ったということ。 2、そこには生前「盾の会」のメンバーと何度も体験入隊した自衛隊がある場所だというこ…
日本三大奇書の一、夢野久作『ドグラ・マグラ』を読み始めた露 「なあ、77ページの後ろから二行目読んでみろよ」 露伴はだらしなく床にごろ寝している仗助を見つけた。ソファにだれるなと言ったらこれだ。恐らく拗ねていると思われる。やり口がまるで幼児。不貞てポテチを食べこぼしながら横臥されたら家から追い出すが、まだその域には達さない。残念なような、安心するような。 さて、ずいと本を差し出してみる。視界に入るように、確かに。仗助は緩慢と首を上げた。ばた、と仰向けに倒れる。横向きの姿勢からバランスを取るための腕を取り払ったせいらしい。本を恭しく両手で受け取り、腹も足も投げ出した仰向けで表紙を捲る。ほんの僅か…
ドラマ版主演、清原果耶さんのヴィジュアルをフィーチャーした文庫版の帯 単行本と同様の印象的な装画は遠田志帆さん、カバーデザイン坂野公一さん 本格ミステリーの傑作、ドラマも佳境! 『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』 ♦『medium 霊媒探偵城塚翡翠』とは 著者は相沢沙呼(あいざわさこ)さん。アマチュア・マジシャンであり、もともとは「日常の謎」に焦点をあてた作品を執筆。デビュー10年を節目に、殺人は描かないという制約を解除し、著した作品が本作であり、2019年9月10日に講談社より単行本として刊行されました。 各種ミステリランキングの締め切り間近に発表されたにも関わらず、5冠をいう偉業を成し遂…
この夏は安定していたから特にブログを書くこともなかった。公開がいつかはわからないけれど明日からBUCK-TICKの2daysの横アリライブに参戦するので、ワクワクを残すついでに最近の音楽事情とか日記とかを書いておこうかと思う。(友達がブログ再開したから触発されたってのもあるけれど…。) ドグラ・マグラ ドグラ・マグラ(上) (角川文庫) 作者:夢野 久作 KADOKAWA Amazon ドグラ・マグラ(下) (角川文庫) 作者:夢野 久作 KADOKAWA Amazon 日本三大奇書の1つ、夢野久作の代表作ドグラマグラを読んだ。そもそも読み始めは7月ごろで読み終わったのが9月だったので内容理解…
『いのちの法則』 マイトレーヤの法則 ベンジャミン・クレーム シェア・ジャパン出版 2005/5/1 <UFOと宇宙の兄弟たち> ・宇宙の兄弟たちが地球上に到着する予定のときには、それがどこであろうとも、いつもかならず徴(しるし)があった。 夜空を見上げて、普段よりもずっと明るく見えるときには、それが宇宙の兄弟たちが到着するという徴である。彼らの光の船(UFO)が、地球の大気圏に入るときはいつでも大気反応を起こすので、その結果、空が明るく輝くのである。それは夜、見られる現象である。 <宇宙船の着陸> ・カナダでは、極北地域に宇宙の兄弟たちが上陸し、そこの漁民たちはそのイベントを目撃した。政府に…
読書系ブログではおそらく取り上げられないであろう本。俺だってとても金を出して買う気にはならないが、図書館にあったので。著者が翻訳家小島千晶監修というのも変な感じだ。小説の翻訳をしている人ではないようだ。小島千晶は監修で、各作品のあらすじは、それぞれ別の人が書いているが、みんな俺の知らないひとである。でもあらすじを書くといっても、あらすじだけ書く人もいれば、親切にも作品の背景とかを書いているひともいて結構ばらばらな印象がある。 面白いほどよくわかると書いてあるが、もちろん、世界の名作があらすじで分かるはずもない。でも、あらすじだけでも面白いのは「フィガロの結婚」であった。 これ読むくらいならド嬢…