御在所山山頂に鎮座する韮生山祇神社の祭神は大山祇命。また壇ノ浦で敗れこの地に逃れた安徳天皇と平教盛とも言われる。 ◆山上の御神 その歴史は宝暦年間(1751〜64)山伏利仙院が御神体を山頂に上げ五山所大権現と呼んだのが御在所山の起源と伝わっている。 ◆先人の心 「こないな所知りませんわ」 標高約1,000mにある神社。周りには亜寒帯樹のブナもいる。 「本当の山神様やね」 権力者が造らせたものでなくこの地の里人がここで製材し長い石段を積み石仏を刻み人力であることは違いないはず。 信仰の力もあるだろうが歴史に名が残らなくとも利他の心を持ち心一つにした日本人だから残せたものだと思う。 ◆山頂のこと …