SR600の魅力として感じるのは、プランニング、セルフマネージメント能力だろうか。登山ほどの過酷さはないが、真夜中に民家もない、車も通らない、ケモノだらけでトラブルがあったら命の危険を感じるようなルートを走り抜ける(それを日中に回避する)と言うことを計画し、その通りに実行していく。そして計画は時として残酷にも打ち砕かれ、それをどう修正して何もなかったかのように完走するのか。個人的にはそこが一番のSR600の醍醐味だ。 過去に標高2,000mの美ヶ原で雨嵐、ビーナスラインの八島で濃霧で5m先が見えない真夜中で低温、そして霧ケ峰で立っていられないような夜中の爆風やビーナスラインで氷点下10℃・・・…