一条真也です。『死者との対話』石原慎太郎著(文藝春秋)を読みました。『暴力計画』『――ある奇妙な小説――老惨』『死者との対話』『いつ死なせますか』『噂の八話』『死線を超えて』『ハーバーの桟橋での会話』の7つの作品からなる短編小説集です。著者は、1932年、神戸市生れ。一橋大学在学中の1955年に「太陽の季節」で衝撃的なデビュー。翌年、芥川賞を受賞。数多くの作品を執筆する一方、1968年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運諭大臣などを歴任。1995年、勤続25年を機に国会議員を辞職。1999~2012年、東京都知事を務める。2014年、政界引退。 本書の帯 本書の帯には、「それで今…