前回掲載した新四国八十八ヶ所二番札所、法蔵山極楽寺から三番札所、海雲山普門寺へは、極楽寺参道口前の細い道を南に向かって徒歩4分ほどの場所に鎮座しています。この道は明治時代まで、近隣の集落を結ぶ唯一の道だったようで、現在の県道57号線が地図に現れるのは昭和34年になってからです。西側の丘陵地の裾沿いに集落が点在し、東側は広大な水田が広がっており、往古の衣浦湾はこの辺りまで迫る波打ち際の集落だったのが容易に想像でき、調べて見ると結構貝塚も多いようです。 三番札所海雲山普門寺門前の全景。門前の見上げるばかりの常夜灯と立派な鐘楼門を構える大きな伽藍です。車の場合、大府方向から県道57号線「横根町後田交…