三重・伊勢神宮の日本国旗(写真:丸井 乙生) 度重なる幸運も、天からの贈り物か。 1964年東京五輪レスリングのフリーバンダム級で金メダルを獲得した上武洋次郎は、続く68年のメキシコシティー大会でも脱臼しながら連覇を成し遂げた。オリンピック日本男子レスリング界での連覇は、今でも上武ただ1人である。 金メダルの数だけ、超人たちのドラマがある。 東京五輪に続く左肩脱臼 次の試合が…ない!? 連覇達成は想像もしない形で 米国&国際連盟殿堂入り 東京五輪に続く左肩脱臼 4年前に外れた左肩は完治していなかった。 初出場した64年東京五輪。決勝リーグで脱臼しながらも金メダルを決めた上武の姿は、五輪初開催に…