ユーラシア大陸の大部分を占める協力組織。略称SCO。加盟国はロシア、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン。他にモンゴル、インド、パキスタン、イランがオブザーバーとなっている。第1回設立会議(1996年)が上海で開かれたのでこの名がついた。
そもそもソ連崩壊後、国境を接する国が多くなった中国の国防上の要請から出発した。中国にとっては国防的にも、中央アジア諸国の豊富な燃料資源を入手する意味でも重要な意味がある。ロシアにとっても、ユーラシア大陸におけるアメリカ合衆国の影響を排除する意味があり、SCO自体軍事同盟的な様相を帯びる。ロシアは、2005年、中国、インドとそれぞれ軍事演習を実施している。アメリカ合衆国の一極支配を暗に批判するメッセージを発信する。マッキンダーの地政学の理論に照らしても、「ユーラシア大陸を制覇する者は世界を制する(意訳)」というテーゼから見て、今後の動向に注意を払いたい連合体である。