東京都台東区上野7丁目から東上野3丁目にかけてある、JR東日本と東京地下鉄の駅。
「東京の北の玄関」であるJR上野駅の東側に地下鉄の駅があり、西側のやや離れたところに京成電鉄の京成上野駅がある一大ターミナルである。
東京都台東区上野7丁目にある、JR東日本の駅。
山手線・京浜東北線・宇都宮線・高崎線・常磐線・東北新幹線・上越新幹線・長野新幹線・山形新幹線・秋田新幹線が停車する。
東北本線の起点は東京駅、高崎線の起点は大宮駅、常磐線の起点は日暮里駅だが、各線とも当駅を実質的な始発駅としている。
当駅から東京駅の間は線籍上は東北本線であるが、線路がないため同線の列車は東京駅には乗り入れられない。かつては京浜東北線だけでなく中距離電車用の線路もあったが、東北・上越新幹線の東京駅乗り入れ工事用地捻出のため、秋葉原駅付近から南側で線路が断ち切られた。現在、中距離電車を上野駅から東京・東海道本線方面へ直通させるため、高架で線路敷設工事が進められている(「東北縦貫線」・「上野東京ライン」)参照)。
長らく東北・北陸方面から上京して来た人が最初に降り立つ地であった。
石川啄木が詠んだ短歌「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中にそを聽きにゆく」や井沢八郎の歌謡曲「あゝ上野駅」などに歌われ、前者は駅構内と上野駅前通り商店街に、後者は広小路口に歌碑がある。「関東の駅百選」認定駅。
駅舎の外観はレトロな風だが、内部は大改装が施され、飲食店を中心としたファッションビルといった風になっていて賑わっている。
のりばは、主に近距離電車が発着する島式6面12線の高架ホームである「高いホーム」(1〜12番線)、主に特急が発着する頭端式3面5線の地平ホームである「低いホーム」(13〜17番線)のほか、地下5階に新幹線の島式ホーム2面4線(19〜22番線)がある。
「低いホーム」に発着する列車のうち、「北斗星」・「カシオペア」・「あけぼの」は13番線発着で固定されている。また、主に常磐線方面の特急が発着する16・17番線についてはホーム入口に中間改札を設けており、ここで特急券の確認を行う。