『世の中には、沢山の幸福に恵まれながら、たった一つの不幸のために、自分を非常に不幸な人間だと思っている人もあるし、それかとおもうと、不幸だらけの人間でありながら、自分で何かの幸福を見つけ出して、勇ましく戦っていく人もある。下村湖人「次郎物語」(新潮社)』 このフレーズは、前にも取り上げたような、かすかな記憶はあります。 でも、世の中、感性が大切だと感じます。 どうしても、そこにフォーカスが向いているので、引き寄せられるのでしょう。 人間の感覚は不思議です。 それぞれが、気になる所に焦点が合って、そこに執着します。 それが、大きな要素となって、自分の価値判断の材料になるのです。 その気になる要素…