一年前、日本大学が林真理子を理事長に起用したと聞いた時は「なにバカなことを考えてるんだか」と大いに呆れたが、私が浅はかであった。すまぬ。 林真理子はいまも『週刊文春』にエッセイ「夜ふけのなわとび」を連載中で(同一雑誌におけるエッセイの最多掲載回数」としてギネスに認定されているそうだ)、そもそも文藝春秋社は『不機嫌な果実』など数々の代表作の版元である。新潮社も、小学館も右に同じ。林真理子は不況にあえぐ出版業界を救うドル箱作家である。 というわけで、今回のどうしようもない日大の記者会見に関しても、文春は完全に沈黙。ちなみに文春デジタルで「日本大学」という検索ワードをかけてみると、直近で出てくるのは…