不道徳な見えざる手(東洋経済新報社)という本をご存じたろうか? 発刊は2017年5月。 私は、ITの仕事をしている関係で、この本は発刊後すぐに手に取った。 おおまかに、内容を紹介すると、経済とは釣り師とカモの永遠の闘いであるという事に尽きる。 言い得て妙だと思う。 釣り師とは、商売をする側のこと、つまり企業や商売人だ。カモとは顧客のことだ。これを自分自身が顧客の立場に置き換えてみると、この本のタイトルが妙に身につまされる。 この本は、私は、自社セミナーなどでも何度も引用した。 理由はシンプルだ。 特にIT業界にも身を置いていると、顧客をだます手口は年々エスカレートしていると痛感している。 この…