先日、東日本大震災を描いた映画『遺体 明日への十日間』(2013)を見ていて、それなりに力作なので感心した。脚本・監督は君塚良一で、彼はこの10年くらいの打率の低さにより最近はすっかり映画ファンの反感を買ってしまったが、この『遺体』はもう少し評価されてもいいように感じる。 以下に引用するのは「週刊SPA!」1998年10月7日号に掲載された君塚氏のインタビューで、脚本を手がけたヒット作『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998)の公開直前である。『踊る大捜査線』については何度となく裏話が語られているので、そのあたりは割愛して引用したい。 遺体 明日への十日間 西田敏行 Amazon (『踊…