ついに実現したドリームマッチ。 ボクシング世界ミドル級統一戦村田諒太対ゲンナジー・ゴロフキン。 幾多の困難を乗り越えて今日の試合に至ったが、両選手長いブランク。 果たして期待に添える試合になるのか一抹の不安があった。 もっと言えばいくらこの試合が過去最高のビッグマッチと謳われていても、実際の所、両者には明確な実力差があって、ゴロフキンが力の差を見せつけるのではという危惧もあった。 しかしそんなことは全くなかった。 心も身体も戦術も究極に仕上げてきた村田諒太は大きな勝負所だった1ラウンドで確かな手ごたえを掴んだ。 もちろんゴロフキンも十分に片りんを見せたが、それでも村田の出来栄えは期待を十分持た…