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世界初演

(音楽)
せかいしょえん

ある楽曲がその演奏会で世界で初めて演奏されること。特にクラシックの演奏会で用いられることが多い。
ちなみに、日本初演の場合は「本邦初演」ということもある。
このときの演奏の印象がその楽曲のその後の評価に直結することが多く、演奏者には大きな責任がともなう。しかし、今まで誰も聞いたことがない曲が生まれるということには音楽を発展させるという文化的な意義ばかりではなく、演奏する側にとっても独特の楽しさがある。そのため、さまざまな作曲家に委嘱して、世界初演楽曲を数多く演奏している演奏団体もプロ・アマチュアを問わず世界中に存在する。
また、世界初演時には不評だった楽曲が、再演されたときには好評を博した例もある。
いずれにせよ、世界初演は音楽文化が成熟していくためにも重要な活動である。
また作曲家にとっては、自分が作った曲を演奏してもらえるのはただ単に形になってうれしいというばかりではなく、演奏されてはじめて、その作品が音楽としての命を持つのである。
ときにより、世界初演にはドラマが付きまとう。聴衆には、その様子を見届けるという意味もこめて、新しい曲を暖かく、時に厳しく迎える態度が求められる。

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