世界史とヨーロッパ (講談社現代新書) 作者:岡崎 勝世 講談社 Amazon 『世界史とヨーロッパ – ヘロドトスからウォーラーステインまで - 』 岡崎勝世著, 講談社現代新書, 2003 本書は、冒頭の「歴史は「現在と過去との対話」だと言われ、ここから必然的に「歴史は書きかえられる」といわれる。「現在」そのものが変化し、その「現在」から行われる「過去」への問いかけも、解答もまた変化するからである。」という著者の問題意識に対する著者なりの解答を得ようという試みである。 ここでは、過去から現代までのヨーロッパ世界史をなぞりつつ、歴史がどのように変化していったのか、当時の社会認識について記載し…