砂漠を旅する中で、ふと立ち止まり、自らが築いた塔を見上げた。そこにあったのは、無秩序な混沌だった。 築き上げた塔が高ければ高いほど、その礎の僅かな歪みがいずれ全てを崩壊させる。あんたも、その不吉な予兆にとうに気づいているはずだ。 夢中で砂の城を築き上げてきた。気づけば城は、天を衝くほどの塔になっていた。しかしある日、ふとその塔を見上げた時、私は愕然としたのだ。 「なんだ、このガラクタの山は」と。 一つ一つの部屋は確かに丹精込めて磨き上げた。だが、塔全体を見れば、そこにあるのは行き当たりばったりで増築を繰り返した無秩序な混沌。このままでは、自らの創造物の、その重みで全てが崩れ落ちる。