コバルト文庫「丘の家のミッキー」(久美緒沙織・著)と言えば、海、ヨット、葉山、香道ですよ…! 「丘の家のミッキー」は、小学生時に、めるへんめーかーさんのイラストに惹かれて購入し、ずっと手放す事ができずにいる文庫本です。 めるさんの繊細なイラストもさることながら、未来やうららやツル先生などの登場人物は皆魅力的ですし、馴染み深い鎌倉や逗子や葉山が舞台で、何より久美沙織さんの文体や表現がとても小気味良い。…とは言え、小学生当時は、書かれていることの意味の半分も分からず、イラスト鑑賞本としていたのですけれどね。 ちなにみあらすじはこんな感じ。 旧き佳き時代に取り残されたかのような天下の名門、華雅学園。…