東京都渋谷区、渋谷駅の南東に位置する小さな橋。渋谷川に架かる。橋を通る道は車が1台通れる程度のものだが、「鎌倉道」と呼ばれ、鎌倉幕府が開いた軍道だという。
すぐ下流(南東)側には新並木橋がある。新並木橋を通る八幡通りが橋のすぐ北側で明治通りと交差する交差点の名前も「並木橋」という。都電(元は玉電天現寺線)の並木橋電停があった場所である。
渋谷川右岸上空には東急東横線が通るが、並木橋のたもとにはかつて東横線の「並木橋駅」があった。1945年5月24日〜25日の空襲で焼失し営業休止、1946年6月1日廃止。痕跡はほとんど残っていない。
なお、漫画『並木橋通りアオバ自転車店』の「並木橋」は架空の地名であり、ここのことではない。