10月の小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、1月の『ドグラ・マグラ』を音読するイベントに続いて4月12日にCommunity&Library コトノハで中井英夫の『虚無への供物』を音読しました。国語の授業のように一人何行かずつ音読しました。 『虚無への供物』もスラスラ読めて、50ページ弱読めました。現実にあった事件の記述、ゲイバー、謎のアイヌ人の登場、「ザ・ヒヌマ・マーダー」という言葉、と読んできて、しかしまだ事件らしいことは起きず、これからどうなるのか気になるので、これも続けて読んでくれる人が出てくるような気がしました。 今回は音読だけでなく、中井英夫を卒論にされた方や、中井英夫の作品を大好きな…
日本四大奇書、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、夢野久作の『ドグラ・マグラ』を音読するイベントを開催したところ予想以上に楽しい会となりました。 いよいよ三冊目、中井英夫(塔晶夫)の『虚無への供物』を読みます。最初の部分だけでも一緒に読んでみませんか。読み方は国語の授業のように一人何行かずつ音読します。読めない字があっても、大丈夫。とりあえず読んでみよう♪ 日時 2026年4月12日(日)10:30~12:00会場 Community&Library コトノハ石川県金沢市石引2-7-8定員 10名(ワンドリンク制)主催 金沢ミステリ倶楽部後援 金沢市 ※『虚無の供物』があればご持参下さい。※会場に…
当方は多くの予約が入るような本を借りることは少ないのでありますが、 いま借りている本には、おっかけリーチのように予約がはいりまして、にわかに あわただしくなっていることです。 返却期限が本日までの「山脇道子さんのバウハウス回想集」は、昨日から こんにちにかけて、かなり集中してページに目を通すことによって、無事期限内 に近所の分館に返却となりました。(この分館に新着で入っていた本を、新たに 借りてきたのですが、これはまたあとで話題とすることにして。) 予約が入っている本に関して(?)は、本日の朝刊テレビ欄に、次のような記事 がありましたです。 「その中で異色な企画は、東京・千駄木の動坂食堂を無人…
この帯はなんの本でしょうか? 今回ばかりは 堂々と奇書を 自任してもいいかも しれない。 竹本健治 ひらがな四十八文字を重複なく使い 一首に仕上げるいろは歌で四十八のシーンを 描き切った超絶技巧のミステリー、ここに完成! このアートブックはお気に入りのページを取り 外し、表紙の前に差し込むことができる仕様に なっております。ページを強く開くと外れてしまう ので、ご注意ください。 ※ページが外れることによる返品、交換には対 応できかねますのでご了承ください。 第86問の答えは …明日。コメントで解答を書いてみてね。第86問 の答えは 『秘文字』(泡坂妻夫、中井英夫、日影丈吉、監修:長田順行、社会…
前回の日記で 『芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚』を読んでいて気づいたことがあります。 何年か前、 中井英夫さんの掌編「燕の記憶」について書きました(>>) 田端に住んでいた幼少期の「わたし」が、 幼稚園のお友だち「Tさん」の家で遊んでいると、 「ほっそりと病み勝ちな」お父さんが子供部屋をおとずれて そこに『幸福の王子』の本はないか、と尋ねたという話。。 芥川さんは前回書いた旧制高校の英語読本のために、 オスカー・ワイルドの童話を二篇選んでいました。 ダンセイニ興やグレゴリー夫人の作品とともに。 大正14年のその巻の序文に書いています。(新刊書なのでほんの一部だけ引用します) ・・・この巻に集め…
4月に入ってからは日々のリズムを作るために、隔日でトレーニングと図書 館通いを行っています。身体と頭を鍛えるというのは言い過ぎでありまして、 すこしでも外の空気にふれるのが目的となります。 本日は、しばらく借り続けても読むことができない本を一度返却することに して、本日は持参しました。図書館に入りますと、ワゴンがありまして、そこに 廃棄本がならんでいるのですが、そこから二冊いただいてくることにです。 その一冊は1975年5月に平凡社カラー新書の一冊として刊行となった 中井英夫さんの「薔薇幻視」でした。おおこれは珍しいなです。 この本は新刊で求めているのですが、保管がよろしくないので、表紙もとれ…
昨日に山尾悠子さんの発信を見ていましたら、そこに新刊の案内が ありました。この発信を見ることがなければ、このような本が刊行になるこ とを知ることもなかったでしょう。 『深夜叢書社年代記』流謫と自存ーー齋藤愼爾(深夜叢書社)届きました。私などもご縁のあった者の端くれの端くれ、短い栞文を書かせて頂きました。22日発売。皆様よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/ZFqulVAZNa — 山尾悠子 (@marco9mx2) 2024年7月15日 おお斎藤愼爾さんの「深夜叢書社」に関するものが刊行されたか。 斎藤愼爾さんが亡くなったのは昨年3月28日とありますので、一年が経過 したの…
新装版 虚無への供物(上)(下)中井英夫講談社2004年4月15日 第一刷発行この小説は、1964年に塔晶夫(とうあきお)の名前で初めて講談社から発行された。 友人が、本書が中井英夫の作品の中でも特にお薦めと言ってくれたので、図書館で借りてみた。新装版があったので、文庫本、上下でかりてみた。 『虚無への供物』は、最初は中井英夫の作品としてではなく、塔晶夫の作品として世に出た作品。69年には、中井の作品であることが明らかにされて、かつ、手直しされて再度出版された。この新装版は、2003年12月10日が中井英夫の没後10年の命日であり、2004年は『虚無への供物』が刊行されて40年という節目という…
★ 小松史生子さんが、「三島由紀夫「孔雀」にみる創造神―中井英夫「虚無への供物」との比較から―」を『三島由紀夫・短編小説2』(『三島由紀夫研究㉓』鼎書房)に寄稿されました。 ・『三島由紀夫・短編小説2』『三島由紀夫研究㉓』、鼎書房、2023年4月25日発行、146ページ・A5判並製、本体2,500円+税 ※鼎書房のHPも、ご覧下さい。 www.kanae-shobo.com 三島由紀夫・短篇小説2 (三島由紀夫研究 23) 鼎書房 Amazon
眼鏡堂書店の蔵書より、独断と偏見に塗れた”もっと読まれてもいい本”を紹介しつつ、全力でニッチな方向へとダッシュする【眼鏡堂書店の本棚】。 今回紹介するのは、中井英夫の『中井英夫戦中日記 彼方より 完全版』です。 中井英夫戦中日記 彼方より/中井英夫 中井英夫といえば、何といってもミステリ三大奇書のひとつ、アンチミステリ小説『虚無への供物』の作者。ほかにも、4部作からなる『とらんぷ譚』をはじめ、その耽美で美しい文体には多くのファンがいます。また、角川の短歌雑誌『短歌研究』の編集者として、寺山修司や春日井健、中城ふみ子らを発掘、塚本邦雄の再評価を行うなど、こちらの方面でも文学的な功績を残しました。…