神奈川県横浜市中区にある「横浜中華街」は、 エリア内に500店以上の店舗があり、 日本最大の中華街(チャイナタウン)である。 なぜ横浜に日本最大の中華街ができたのか。 横浜中華街はもともと欧米人の居住地区であった。 これは1858年(安政5年)に 日米修好通商条約が締結されたことに由来する。 この通商条約には 「神奈川」を含む5港を開港することが定められており、 これが横浜に外国人が多く住むきっかけとなった。 当時の「横浜村」には、短期間で外国人居留地や波止場、 運上所(税関)などが整備され、 国際港としての体裁が整えられた。 そして、1859年(安政6年)に「横浜港」が開港し、 諸外国との貿…