小学校高学年以上になるとある程度は診療に参加できるはずですが、外来だと(特に急いでいる時は)つい保護者の方中心の対応となってしまいます。中学生がどの程度、自身の病名・病状を知りたいかについて子どもの意見を調査した研究がありましたので共有させていただきます。 論文名:中学生を対象とした病名・病状告知と治療の自己決定に関する意識調査 筆頭著者:辻恵 (神奈川県立こども医療センター) 雑誌:日本小児科学会誌 125; 1021-1028, 2021 📝調査方法 2018年4月1日~2019年3月31日に来院した中学生の初診患者 (緊急入院を除く) 369名への質問紙による調査 📝結果 回答率は185…