2020年の4月に小学六年生になった理夢が主人公。 新型コロナウイルスが流行り出した時期で学校が休校になり、認知症でねたきりのおばあちゃんの介護を自宅でひたすら頑張るヤングケアラーの苦悩が書かれています。 この物語の根本的な「悪」は理夢のお父さんだと思う…お父さんは多分、人に嫌われるのが嫌だから誰にでも優しくするタイプ。 お父さんが勝手に別居のおばあさんを狭い団地の自宅に呼び寄せたせいで家族はバラバラになります。(自分は仕事で家にいないから気楽なもんです) 認知症のおばあさんに「泥棒」呼ばわりを毎日されたお母さんはお姉さんを連れて別居に走ります。これはお母さんは全く悪くない。 おばあちゃんのお…