1975年、大阪生まれ。大阪外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。学術博士(地域研究)。
京都大学人文科学研究所研修員、日本学術振興会特別研究員を経て、現在は北海道大学大学院法学研究科准教授。
2009年から週刊金曜日編集委員。
「コールタールの地平の上で」(一時更新を中断、2010年から再開)
http://indo.to/nakajima/
『ヒンドゥー・ナショナリズム―印パ緊張の背景 (中公新書ラクレ)』、『中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義』(大佛次郎論壇賞およびアジア・太平洋賞大賞を受賞)、『ナショナリズムと宗教―現代インドのヒンドゥー・ナショナリズム運動』、『パール判事―東京裁判批判と絶対平和主義』
2007年に発売された
小林は中島批判、パール論をゴーマニズム宣言のスペシャル版として、かきおろしも加えて2008年に一冊の本にまとめる予定だという。
また、この問題に関連して牛村圭*3、西部邁*4小谷野敦(「煙たい奴ら第4回」『ランティエ』2008年1月号(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20071121))などが論評を発表している。
論争の流れはhttp://wikis.jp/PAL/index.php#l0171646が詳しい。
■その後の関連書籍出版
小林は08年6月、上記のスペシャル版「パール真論」を発表。
これに対し、中島岳志は西部邁との共著で
パール判決を問い直す「日本無罪論」の真相 (講談社現代新書)
近年の右派の歴史認識を「自称右派の偏向史観が出てきているだけですけどね(笑)。結局、彼らは歴史を書きたいんじゃなくて、「オレオレ詐欺」をしている。アイデンティティのために、自分を見てくれと歴史を使用している。歴史の複雑さを理解することより自分の政治的アイデンティティが満たされることのほうが重要なのでしょう。かつての左翼と同じような人たちに見えてしかがたありません」と批判している。それを受けて芹沢一也は「ニュートラルに歴史を書く歴史家として、ぼくは中島さんに期待していますよ」と述べている。
(http://kazuyaserizawa.com/mm/sample00_2_34.htm)
第三回アジア太平洋研究賞受賞。(博士論文で)
大佛次郎論壇賞およびアジア・太平洋賞大賞(「中村屋のボース」で)
出版ダイジェスト.netによる著者紹介
http://www.hakusuisha.co.jp/osusume/nakamuraya.html
*1:「著書『パール判事』への誹謗中傷に反論する 小林よしのり氏にガチンコ討論を申し込む」『現代』2008年1月号
*2:http://www.hakusuisha.co.jp/topics/talk070906_3.php
*3:「中島岳志著『パール判事』には看過できない矛盾がある」(『諸君!』2008年1月号)
*4:「パールは保守派の友たりえない」『正論』2008年1月号