東映京都生え抜きの職人監督。 『沖縄やくざ戦争』『大阪電撃作戦』など実録路線の傑作、まむしの兄弟シリーズや『脱獄広島殺人囚』などのロービートでコミカルな娯楽映画から、笠原和夫脚本によるテロリスト賛歌『日本暗殺秘録』や自ら脚本も執筆し日本の漂泊民「サンカ」を描いた『瀬降り物語』などの問題作まで、作風は幅広い。
母の命と引き換えにこの世に生を受けた男が、日本古来の温泉場に郷愁を覚えて風呂行脚の旅へ。全国の名湯秘湯からアイデア浴場、さらにはトルコ風呂の㊙……ついに彼がみつけた究極の風呂とは。中島貞夫監督による風俗ドキュメント第二弾。 (ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用) 監督:中島貞夫出演:大木正司/女屋実和子ナレーター:常田富士男 インタビュアー:川村依久子 いや、いかがわしいポスターではありますが、やはり記録として残しておかなくてはなりません! 日本はぬるま湯に浸かっている! というわけで温泉レジャー花盛り(当時も今も)。そして風呂にとりつかれた男の旅が始まる。混浴、絶景、奇妙奇天烈な風呂の数々…
先日亡くなられた中島貞夫監督の作品を二本。 まず、京都の路線バスが舞台ときいて観た中島貞夫監督の「狂った野獣」(76)、こちらびっくりするほど面白かった。 狂った野獣 渡瀬恒彦 Amazon 70年代の京都駅八条口付近や京都市バスの停留所看板も懐かしいが、アフロヘアー時代の鶴瓶のラジオ放送の様子、三上寛のライブなども時代の空気をたっぷり吸い込みすごい躍動。渡瀬恒彦のかっこいいばかりじゃない体を張った演技、個性的な乗客とにんまりさせられる結末など大傑作。乗客の中のチンドン屋の演奏なども随所に挟み込まれ、ファンキーな魅力。 続いて、「さらば、わが友 実録大物死刑囚たち」(80)も観てみる。 さらば…
中島貞夫 さん 映画監督。 1934年(昭和9年)8月8日 、生まれ。2023年(令和5年)6月11日、死去。 訃報 中島貞夫さんが死去 映画監督「木枯し紋次郎」 - 日本経済新聞 映画監督・中島貞夫さん死去 88歳 「木枯し紋次郎」など | 毎日新聞 映画監督 中島貞夫さん死去 88歳「893愚連隊」など手がける | NHK | 訃報 中島貞夫さん死去、88歳 映画監督、「極妻」「日本の首領」:時事ドットコム 「木枯し紋次郎」「新・極道の妻たち」中島貞夫監督が肺炎のため死去、88歳 - おくやみ : 日刊スポーツ 映画監督の中島貞夫さん死去 「木枯し紋次郎」など - 産経ニュース 映画監督の…
昨日のブログに書いた女優・河野美地子についてちょっと調べてみたが、たいしたことはわからず。 1983年、県立別府鶴見丘高校在学中の18歳のとき東映の「第一回ミス映画村」に選ばれ、そのときのコメントには からだ全体で表現することが好きで、バレエを11年間続け充実感を味わっています。女優になって貧乏人から高貴な役までいろいろとやってみたいと決心しています。 とある。 その1年余り後、中島貞夫監督の秘蔵っ子として、中島が二十年来あたためてきた企画である映画「瀬降り物語」に出演し、ヌードや濡れ場を含む体当たりの演技を披露した。 この映画は、サンカと呼ばれた人々の暮らしを四季の移り変わりのなかで紹介し、…
★★★☆☆ あらすじ 銀行強盗に失敗し逃走中だった犯人に走行中のバスが乗っ取られ、混乱する車内。 www.youtube.com 感想 乗っ取られ暴走するバスが舞台となるアクション映画だ。まず犯人たちが銀行強盗に失敗するシーンから始まるが、拳銃を持っている彼らに警備員たちが素手で飛び掛かっていくのに驚いた。勇敢と言っていいのか、無謀と言っていいのか分からないが、とにかくワイルドだ。 そしてバスジャックが起きる。最初はただどこかまで逃走するだけのつもりだったのに、降りるに降りられなくなって本格的なバス乗っ取りになってしまう流れはリアリティがあった。犯人たちの行き当たりばったりの無計画ぶりもよく伝…
★★☆☆☆ あらすじ 日本最大の暴力団組織の組長が狙撃され、緊張感が高まる界隈。140分。 感想 組長が襲撃されて始まる冒頭といい、勇ましいタイトルといい、ギラギラとしたヤクザの抗争が始まるのかと思いきや、案外とあっさりとした物語だったので肩透かしを食らってしまった。一応抗争らしきものは描かれているが雰囲気だけで、それよりも組長の妻を中心としたカタギの家族たちの姿がメインで描かれている。 「ゴッドファーザー」を意識しているのだろうことはよく分かるが、こちらは全然面白くない。家族の話をメインにしているくせに、それほどしっかりとそれぞれのメンバーを描写しておらず、どれも話が薄っぺらい。ヤクザの家に…
★★☆☆☆ あらすじ 全国から集めた真田十勇士を率いて、徳川家康を倒そうとする真田幸村。148分。 感想 真田幸村と言えば大阪冬の陣、夏の陣なので、それを中心に描かれるのかと思っていたら、そこに至るまでの前振りが長かった。真田十勇士を紹介する必要もあるので仕方がない部分もあるのだが、それにしても長い。そして真面目だ。霧隠才蔵ら架空のキャラクターが登場するのだからもっと荒唐無稽に面白く描いてくれればいいのに、歴史的事実を踏まえて大坂冬の陣までの経緯をキッチリと描いていく。 この前半がつまらなくてかなり辛かったのだが、これは当時と今とでは真田十勇士に対する人々の思い入れが全然違うのも関係していると…
やくざ戦争 日本の首領 鶴田浩二 Amazon 日本の首領 野望篇 佐分利信 Amazon 日本の首領 完結篇 三船敏郎 Amazon 先日観た「けものみち」*1に描かれていた政界フィクサー、モデルがいるのかなと気になり調べたら諸説あるよう。何人かの人物や創造の組み合せととらえ、ま、それがきっかけでモデルの人物のことを調べるのも楽しいかなと思っている。 「日本の首領」シリーズにも、一説では「けものみち」のフィクサーのモデルといわれた児玉誉士夫が創作されて登場してくる。「日本の首領」シリーズはどうも実際にあったことをモデルにしつつもエンターテインメント的に盛り上げている部分も多いよう。そういう…
「東映時代劇YouTube」チャンネルで配信されていた、映画『女帝 春日局』(監督:中島貞夫)を見る。脚本は高田宏治、撮影は木村大作という豪華な布陣。主役は十朱幸代。女帝 春日局 [DVD]十朱幸代Amazonこの映画は春日局が家光の乳母となり、大奥で「女帝」として権力を把握するまでの半生を描く。チャンバラのない時代劇を東映がよく撮るなあと思ったが、実は「大奥もの」は東映の十八番で、何度も映画やテレビドラマを製作している。しかし本作は通説とは異なり、家康(若山富三郎)とふく(十朱幸代)との間にできた子どもが家光という設定。秀忠(金田賢一)の正室・お江与(吉川十和子)が懐妊するが、のちに死産とな…
★★★☆☆ あらすじ 日本最大の暴力団組織で起きた跡目争い。実際の暴力団の抗争をモチーフとした作品。 感想 主演は中井貴一。ドスを利かせた声や仕草でヤクザ感を出してはいるが、どうにもヤクザといった感じがしない。さらにヤクザの中でも武闘派ということになっているのだが荒くれ者にも見えず、スマートさがにじみ出てしまっている。ひとり毛並みが違うという意味では目立っていて主役感はあり、きっと現実のヤクザにもこんな人がいるのだろうとは思ったが、もうちょっと説得力のあるエピソードや演出が欲しかった。 青春の誓い EMI Records Japan Amazon だがよく考えてみれば、他の役者たちはそんなもの…
以上、『めぐりあい』(東宝1968:恩地日出夫)より きょう4月15日は、酒井和歌子(さかい わかこ)さんの誕生日です。1949年生まれの75歳になりました。おめでとうございます。東京都板橋区出身。目白学園女子短大国文学科中退。1964年~1976年まで東宝在籍。現在はスタッフ・アッププロモーション所属。 酒井和歌子さんの映画最近作は、 1976.01.17『妻と女の間』(1976:豊田四郎、市川崑)、 1978.04.01『犬笛』(1978:中島貞夫)※三船プロ製作・東宝配給、 1983.07.02『刑事物語2 りんごの詩』(1983:杉村六郎)、 1984.11.17『修羅の群れ』(198…
普段mixiに観た映画の感想を書いていて、本数も一つ一つ数えている。しかし本数が増えるにつれていちいち数えるのも馬鹿らしくなってきたので、月ごとの記録はブログに残しておくことにした。宣伝も兼ねてます。物好きは是非。 mixi.jp これをすると私の本名だとか顔写真だとか好きな食べ物だとかがバレてしまうかもしれませんが、背に腹は替えられないため、備忘録としてのブログとなります。 1.フラッシュダンス 監督 エイドリアン・ライン 主演 ジェニファー・ビールス 2.虎狼の血 監督 白石和彌 主演 役所広司/松坂桃李 3.デス・プルーフinグラインドハウス(おすすめ)監督 クエンティン・タランティーノ…
普段mixiに観た映画の感想を書いていて、本数も一つ一つ数えている。しかし本数が増えるにつれていちいち数えるのも馬鹿らしくなってきたので、月ごとの記録はブログに残しておくことにした。宣伝も兼ねてます。物好きは是非。 mixi.jp これをすると私の本名だとか顔写真だとか好きな食べ物だとかがバレてしまうかもしれませんが、背に腹は替えられないため、備忘録としてのブログとなります。 1.ミッドサマー 監督 アリ・アスター 主演 フローレンス・ピュー 2.イージー☆ライダー(おすすめ) 監督 デニス・ホッパー 主演 ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー 3.卒業 監督 マイク・ニコルズ 主演 ダスティ…
1991年 東映 監督:中島貞夫 出演:岩下志麻、高嶋政宏、桑名正博、かたせ梨乃、夏八木勲 鑑賞:BS松竹東急 シリーズ5作目、岩下版として3作目になります。途中でこれ見たことに気づきましたが、やはり面白いですね一気に最後まで見てしまいました。今回は母と息子。脚本家が女性ならではの視点という気がします。ドラ息子に振り回される母親というお話でしたので、これだったら三田佳子にやらせたかったなと個人的に思いました。高嶋政宏の演技がまだまだなのが今となっては微笑ましいです。桜の下の岩下志麻とかたせ梨乃が歩くシーンは写真で撮ってみたい見事な美しさがありました。岩下志麻をしっかり立てながらもかたせ梨乃や本…
以上、『華やかな女豹』(1969:江崎実生)より きょう2月25日は、鹿内孝(しかうち たかし)さんの誕生日です。1941年生まれの83歳になりました。おめでとうございます。千葉県市川市出身。市川高等学校卒業。ケイダッシュ所属。 鹿内孝さんの映画出演作は、 1962.09.15『夢で逢いましょ』(1962:佐伯幸三)、 1963.02.16『素晴らしい悪女』(1963:恩地日出夫)、 1963.03.31『嘘 第一話・プレイガール』(1963:増村保造)、 1964.04.05『ならず者』(1964:石井輝男)、 1965.07.24『裸の青春』(1965:水川淳三)、 1969.12.31『…
エレクション~黒社会~ [DVD] サイモン・ヤム Amazon ジョニー・トー監督の特集上映会で「エレクション 黒社会」(2005)鑑賞。 demachiza.com 長老たちのゆったり飲茶みたいな空気の端からの抗争シーンなどもとても良し。「アウトレイジ」(2010)*1なんかも、この辺の空気もらってきてるんじゃなかろうか?ユーモアと緊張。乾いた人間観察の面白さ。 香港映画、いつも本気度が凄いと感じるが、こちらもしょっぱなからかまされる。 衝撃を受けたのは「人は信じず組織を信じる」って風情のニック・チョン。後半にも見せ場があるが乱闘中液体をかぶって白塗りみたいな形相になりつつフラメンコのよう…
〈2023年6月16日の記事〉 東映娯楽路線の職人監督 『日本の首領ドン』3部作、『極道の妻たち』シリーズなどで知られる映画監督の中島貞夫さんが、11日に肺炎のため京都市内の病院で亡くなっていたことが伝えられた。享年88歳。 報道によると、中島さんは高齢ながら特に持病もなく、自宅で映画の構想を練るなど平穏に過ごしていたとのこと。しかし体力の低下から、大事をとって5月に入院。その後肺炎を発症し、最期は家族に看取られて静かに息を引き取ったという。 中島さんは主に東映娯楽路線の職人監督として活躍、数々の人気シリーズを世に送り出した。
www.shochiku-tokyu.co.jp「極道の妻たち」シリーズの第10弾にして、東映制作作品としては完結となる作品。監督は5作目『新極道の妻たち』(1991)、9作目『極道の妻たち 危険な賭け』(1996)で監督を務めた中島貞夫。 大阪を縄張りとする井出組の組長が陰謀により逮捕されたことから、その妻である春日が事件の真相を解明するため奔走する姿が描かれます。 極道の妻が夫をはめた人間を探し出し、逆襲する展開が見どころ。苦境に耐え抜いた極道の妻たちによる終盤での反撃は爽快です。 主演は岩下志麻、それを支えるかたせ梨乃、とよた真帆ら、極道の妻たちが集結。三者三様の生き様を見せている点にも…
www.shochiku-tokyu.co.jp「極道の妻たち」シリーズの第9弾となる作品。監督は5作目『新極道の妻たち』(1991)で監督を務めた中島貞夫。 極道界の頂点・坂松組の後継者として有力視される海原と佐渡の抗争に、"北陸の女帝"こと洲崎組の組長・香矢が一枚噛んだことから巻き込まれていく様子が描かれていきます。 極道の跡目争いに巻き込まれた女傑が頂点を目指すという、野心溢れるストーリーが見どころ。岩下志麻が女傑を、かたせ梨乃が男社会に翻弄される女を演じるという展開は、安定した面白さを見せています。 その一方で、極道一家に生まれた若者のロマンスが描かれるなど、これまでのシリーズにはなか…
スコブル面白い映画本に出会った。 関本郁夫『映画監督放浪記』伊藤彰彦・塚田泉 編【2023.6.30. 小学館スクウェア 刊】 評論家や研究者センセの本より現場を知る映画人の書いた本のほうが数段面白くってタメになるというのは当管理人の持論だ。ただし、昔はよかった凄かったの懐古/回顧型自慢話本も混じるので注意が要る。古臭くカビの生えた昔話/おとぎ話にしかならない役立たずは敬遠してもよろしい。 この本は違う。 日の当たる表街道/大通りではなく、据えた臭いが漂う裏路地/けもの道を走り抜けてきた一人の映画人の自叙伝。元は1980年に出た『映画人カツドウヤ 烈伝』山下誠・河崎宏 編【1980.12.青心…
「ラマと三宝に礼拝いたします。一切の事物は衆生なるゆえ、私の本質もまた衆生です」聖泉真法会に入信しようかな……うそ。 去年2023年の秋ドラマは、『家政夫のミタゾノ 第6シーズン』『時をかけるな、恋人たち』『あたりのキッチン!』『セクシー田中さん』を最後まで視聴したんすが、『あたりのキッチン!』は最後まで安定して面白かったんすが、『セクシー田中さん』は、第8話くらいまでは面白かったのに、最後がなんか中途半端というか、それまでの面白さが無くなっていて残念だったんすよ。最後の方の第9話と最終話を原作者が脚本をやったからみたいに言われていたんすが、第8話までの脚本も原作と乖離した部分を原作者が相当直…
以上、NHK BSプレミアム「幸運なひと」(2023.03.06:一木正恵)より 以上、フジテレビ・木曜劇場「いちばんすきな花」(2023.10.12~12.21:髙野舞、谷村政樹、ジョンウンヒ、岩城隆一)より きょう1月25日は、多部未華子(たべ みかこ)さんの誕生日です。1989年生まれの35歳になりました。おめでとうございます。東京都出身。日出中学校・高等学校卒業。東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科を6年間かけて2013年3月に卒業。ヒラタオフィス→ヒラタインターナショナル所属。2019年10月1日に写真家・熊田貴樹と結婚したことを発表。2021年後半に第1子出産したことを1…
映画『カラオケ行こ!』公式ビジュアルブックKADOKAWAAmazon 基本情報 カラオケ行こ! ★★★ 2024 スコープサイズ 107分 @イオンシネマ京都桂川(SC1) 原作:和山やま 脚本:野木亜紀子 撮影:柳島克己 照明:根本伸一 美術:倉本愛子 音楽:世武裕子 VFXプロデューサー:浅野秀二 監督:山下敦弘 感想 ■純真な合唱部の中学生男子(齋藤潤)に目をつけたイケメンやくざ(綾野剛)が、地獄の組長杯カラオケ大会の歌唱指南を頼み込むが。。。■ホントにそんな話なので呆気にとられるけど、なにしろ脚本が野木亜紀子で、監督が山下敦弘なので、ただの漫画映画化企画ではないのだ。ないはず。。。き…
光る君へ 前編 NHK大河ドラマ・ガイド作者:大石 静NHK出版Amazon 女性の「立て膝」は下品なのか? ■NHK大河ドラマ『光る君へ』はついに平安時代をとりあげたこと、最近はなぜか深夜アニメなども書いていたけど基本的に活きの良い女性を描く大石静が脚本を担当すること、メイン演出が中島由貴(さらに音楽がずっとコンビの冬野ユミ!)であることなどから、楽しみに観ていますが、少し気づいたことがあるので備忘として記事に残しておきましょう。■第2回のまひろ(吉高由里子)が立て膝で座っているところが描かれましたが、ああやってるなあと感じた次第です。これ、時々時代考証のミスとか演出のミスと勘違いされること…
遅まきながら、ユリイカの『追悼・中島貞夫』特集【2023.10.1. 青土社】を読んだ。 表紙に血の赤が鮮やかだ。 表紙に記載はないが、お世話になった知人が何人も文章を寄せている。懐かしい。 「俺、弥猛た、だから」:或るインタビューでのご本人の答え。(「弥猛た」やたけた=南河内の方言。やんちゃ、むちゃくちゃ、破れかぶれ、破天荒、焼け糞(やけくそ)、火事場の馬鹿力、‥‥ググれば一杯 出てくる。大雑把、エエ加減、ちゃらんぽらん、なんてのも‥) 「中島はいつも損してるんや。「斬り込み隊長」でありながら、二番手で亜流と思われてる。実録やくざ映画でサクさんの『仁義なき戦い』(1973)はみんな知ってるけ…