ゴーストハント(悪霊シリーズ)は、小野不由美先生の作品の中でも、ホラー・恋愛・ミステリーの3要素が絶妙にからんだ最高傑作だと思うのですが、 (小野主上の作品で恋愛要素があるのは非常に珍しいですよね。悪霊シリーズは初版が講談社X文庫という少女小説レーベルだったため、MUST要件としてお題に入っていたのだと推察しますが、今となってはそれが功を奏し、貴重なテイストになってます笑) その要素を担う重要人物が、「夢の中のナル」=ユージン・ディヴィスですね。 生前のジーンを描いた作品は未発表作品「中庭同盟」等でいくつかあり、その人物像も何となく伺えるのですが、シリーズ本編でのジーンの思惑については結構謎が…