1946年 福岡生まれ。医師。 ペシャワール会現地代表。1984年、パキスタンのペシャワール・ミッション病院に赴任、不自由な医療環境のもとでの医療活動を始め、ハンセン病を中心としたアフガン難民の診療に携わる。アフガニスタン北東部の三ヶ所の診療所を中心に、山岳無医村での医療活動を続けている。2000年より、大干ばつに見舞われたアフガニスタンでの水源確保のため、灌漑事業を継続して行っている。
医者よ、信念はいらない まず命を救え!―アフガニスタンで「井戸を掘る」医者・中村哲
曇。 NMLで音楽を聴く。■バルトークの弦楽四重奏曲第一番、ブラームスの弦楽四重奏曲第二番 op.51-2 で、演奏はアリエル四重奏団(NML)。2016年の録音。 ■プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.80、第二番 op.94bis で、ヴァイオリンは滝千春、ピアノは沼沢淑音(NML)。2022年の録音。第二番の演奏が、迫力があってすばらしいと思う。曲もいいしな。 滝千春は1987年生まれ(今年39歳)の「実力派」ヴァイオリニストといい、このアルバムがデビュー盤、沼沢淑音(ぬまさわ・よしと)は不明。 8.18 岐阜県美術館の「第7回ぎふ美術展」にて。 昼。 ■バッハのフランス組…
ーーーー講義録始めーーーー 中村哲と水の力:一本の水路が変えた65万人の命 ■ 医師が井戸を掘るまで 「水は平和をもたらす」。この言葉は、中村哲氏の活動を考えるとき、とても重みをもって響いてきます。『医者 井戸を掘る――アフガン旱魃との闘い』は、アフガニスタンで自ら陣頭指揮をとって井戸を掘り、やがて灌漑施設を整備し、人々の暮らしを根本から変えていった医師、中村哲氏の著書のタイトルです。 中村医師は、日本のNGOであるペシャワール会の現地活動を担うPMS、すなわち Peace (Japan) Medical Services の総院長・現地代表として、パキスタンとアフガニスタンで長年にわたり医療…
『アフガニスタンの診療所から』中村哲アフガニスタンの診療所から作者:中村 哲筑摩書房Amazonアフガニスタンの無医村エリアで数十年に渡って診療所を運営し、衛生向上と農業のために水路までつくった、凄い人です。 素晴らしい活動の途上で、凶弾に倒れました。 メディアにも度々取り上げられる有名人ですし、私が説明するのもおこがましいんですが。『アフガニスタンの診療所から』は初版が1993年。 中村医師の初期の活動をまとめた一冊です。分かりにくい表現や説明不足と思える部分はあります。 とはいえ中村医師はエンタメ作家でもルポライターでもないのである。 毎日、のっぴきならない医療の現場と診療所運営の最前線で…
NHKの「プロジェクトX」で特集が組まれており、ずっと読んでみたかったこともあった。たまたま子どもと一緒に行った図書館で置いてあったので、借りることにした。私の返却できる日が決まっており、そこまでに絶対に読まなければならなかったので、集中して読むことになった。積ん読が多すぎる人には、こういう読み方が適しているのかもしれない。 多くの人に読んでもらいたい名著だ。読んだ人は、本当に勇気づけられるはずだ。 ▼以下はネタバレあり▼ ネタバレもなにも、中村哲という人は、アフガニスタンで医療活動を続けていた医者で、数年前にテロリストに銃撃されて亡くなった人だ。ニュースでも大きく取り上げられたことで、知って…
米国の投資家レイ・ダリオ氏の論考を読んで、少し考えさせられるところがありました。日本の「衰退」は多くの人が指摘するところですが、氏もまた、日本は「教科書的」とさえ言える「後期衰退段階」の兆候を示し、静かな下降線をたどっていると述べています。 高度成長期やバブルの時代を知るこの国の老齢世代にとって、1ドル=80円を切った2010年台初めまでの円高が、今や150円台の円安となっている状況は、日本売りのひとつの指標に見えます。しかし、円が急激に安くなっていく時代とともに成長してきた若い世代にとって、日本は今後衰退していくのだと言われて、ああ、そうですか、と受け入れる気持ちにもなれないでしょう。だから…
中村 哲(1946‐2019) ヒマラヤの西端、六千メートル級の山脈から雪解水が徐々に溶け流れ、大地を潤し、かつては二千万人が暮していた。気候変動により、雪解けが急となり、大洪水の夏が続くようになった。季節が過ぎると、カラカラの砂漠地帯となった。数十年にわたる旱魃により、かつて豊かだった村は崩壊した。アフガニスタンとパキスタンとの国境地帯だ。 そこへ二十六キロメートルもの用水路を開通させた。三千ヘクタールが完全復活し、なおも一千ヘクタールが開拓中で、五万人が住めるようになるという。また耕地に水を引くだけでは不十分で、排水路を整備せねば、土壌は塩害に見舞われる。それをも含めると、あと百キロメート…
今年11月の中間選挙で負けが確定的なトランプ政権。血迷ったわけではないのでしょうが、なりふり構わず利権の強奪に猛進して他国の首都を武力攻撃し、大統領夫妻を拉致して連れ去るという暴挙に出ました。ならず者国家・アメリカが繰り返してきた介入・侵害の中でも、上を行く歴史的犯罪行為でしょう。いくら、マドゥーロ大統領が麻薬取引に関わったやら、独裁者やらと口実を並べたてても、国際法を破っていい理由にはなりません。 これは内政に失敗続きで支持率を下げ、ガザやウクライナの和平交渉も落着させられず、何とかして国民の批判の目を背けたいトランプ政権のあせりもあるのでしょうか。口を開けば、バイデン、バイデンと、どこかの…
⑧【ネトウヨ・カルト】が生まれる『心理的メカニズム』ー『脳の依存状態(洗脳状態)』になる仕組み 『サイコパス』の特徴として 『サイコパス』の特徴(ChatGPT)1:良心の欠如:罪悪感や後悔をほとんど感じない。自分の行動が他人に与える影響に無関心。2:共感の欠如:他人の感情を理解したり、共感したりすることが困難。3:表面的な魅力:非常に魅力的で話し上手、一見するとカリスマ性があるように見える。4:慢性的な嘘つき:平気で嘘をつき、うまくごまかす能力が高い。5:責任感の欠如:自分の過ちや問題を他人のせいにする傾向がある。6:衝動的:計画性がなく、その場の感情や欲望に従って行動する。7:冷酷さと操作…
昨日の続きだが、前々から思っていた疑問が頭をもたげた。 それは「中村哲さんと松村義士男さんは、なぜもっと大きく顕彰されないのか?」 命を賭けて大きな業績をあげたにもかかわらず、顕彰されることが足りないのでは? 中村哲さんは、なぜノーベル賞がもらえなかったのか?調べるとAIが助けてくれた。 AIなんてろくなもんじゃないと思っていたが、けっこう賢く答えてくれた。 中村さんはイスラム武装勢力によって殺され、すでに過去の人になってしまったが。 AIは、「価値が低いから」ではなく「政治的に選ばれにくい構造」のためと答えた。 中村さんの活動には、現地の人への30万人以上の診療・2000か所の井戸掘削がある…
”艱難汝を玉にす”は昔から親しまれた言葉だが、今の若者には伝わらない。 賞味期限は、昭和のモーレツ社員がいた時代までか。 今はちょっと鬱になっただけで、カウンセラーが「無理しないで」と必ず言う。 よく考えてみれば、艱難も過ぎれば玉にならない。死に至る場合だってある。 無意味なウクライナ戦争の戦場で散っていく兵士にとって、艱難は過酷過ぎだ。 爆弾で手足が吹き飛び、生き残ったところで、その後に塗炭の苦しみが待っている。 でも、人に言えないような苦労を舐め尽くしてきたような人は、やっぱり違う。 どんな状況にあってもジタバタせず、落ち着いていて、大抵静かに微笑んでいる。 親切を安売りするようなことはせ…