1955年製作。八住利雄脚本。主人公森蘭丸を演じたのは中村扇雀(四代目・坂田藤十郎)織田信長は山村聡。 観たいと思う作品が何も見つからず、試しに観てもすぐ嫌気がさしてしまう中アマプラで偶然見つけたこのタイトルに「へえ?」と訝しさを感じながら観始めたのですがこれが案外面白かったのでした。 主人公・森蘭丸と主君・織田信長そして明智光秀の三人が重点的に描かれていく物語でした。 蘭丸は信長からその美しさと才能を特別に寵愛されていきます。逆に光秀の正論を押し通す性格は信長から嫌われていきます。 さらに光秀は蘭丸にとって親の仇という確執がありました。しかし光秀は理路整然とそれが誤解であると蘭丸を説得したう…