1832〜1891 江戸生まれ。
明治期の教育者、啓蒙思想家。号は、中村敬宇。通称は、中村敬輔。
昌平黌で儒学、蘭学、英語を学び、1855年教授。1866年に渡英。1868年に帰国し、明六社の創設社員の一人となり、言論、教育活動を行う。
翻訳家の仕事も多く、『西国立志篇』ISBN:4061585274 の訳者として知られる。
茨城県に長く留まっていると、時々東京に遊びに行きたくなる。東京に観光スポットなんてあるかと言われそうではあるが、茨城県民からしてみれば東京は結構楽しめる。では、東京のどこで楽しむか。埼玉県民なら距離の近い池袋が妥当なところで、我輩も大学生時代に和光で寮暮らしをしていた頃は池袋のタカセ洋菓子の喫茶室に入り浸っていたものだが、茨城に住んでいると池袋はあまりに遠くて、どうしてもハードルが高い。長らく池袋に行っていないものだから、最近の池袋駅周辺の発展などもアド街ック天国を見る他に知るすべなどない有様だ。 茨城県民にとって、比較的アクセスのよい場所としては、まず上野と浅草であろう。JR常磐線とつくばエ…
龍飛岬から津軽海峡、北海道を望む ◎斜陽館~太宰治の生家を訪ねる とても個人の家とは思えない大きさ 五所川原市金木(かなぎ)町にある太宰治(津島修治、1909~48)の生家である『斜陽館』を訪ねた。金木町は何度も通過しているが、この大きな屋敷を見学に出かけたのは今回が初めてである。 敷地680坪、1階は278坪で11室、2階は116坪で8室ある。青森ヒバで造られたこの屋敷の建築費は当時のお金で4万円。その頃の公務員の初任給が50円だったので、800倍もの費用が掛かっている。仮に現在の公務員の初任給が20万円とすれば、1億6000万円になる。まさしく豪邸である。 これは父親の津島源右衛門(衆議院…
▼誤用警察「助詞"に"をつけろ!」 ▽本当に必要? ・本当に楽しい→本当楽しい。 ・ホンマにうまい→ホンマうまい ・確かに重いはず→確か重いはず ・超絶にうまい→超絶うまい 上の書き換え例文のように、助詞"に"を抜かした文も、我が国では使われています。 上のような語「本当・ホンマ・超絶」などは、助詞"に"を抜かした状態でも使われています。 ▼助詞なしの件数を調査 現代のSNSで、助詞なしの表現が どれほど使われているか調査しました。 「Yahoo!リアルタイム検索30日分@20231024」※twitter.com(X)での投稿数 ほんまうまい442件※20231031 ホンマうまい37件 本…
新宿のSOMPO美術館で開催中の「ゴッホと静物画ーー伝統から革新へ」展を夫婦で訪問。 ゴッホの志は「人物画」にあった。そのための修行として、色彩、タッチ、技法を磨くために「静物画」を描いた。「ひまわり」はその静物画の傑作である。 最初に展示してあった帽子のある絵が印象に残った。この企画展は、花をセザンヌ、ゴーギャン、マネなどの巨匠と並べてゴッホの絵を鑑賞できるように配置してある。同じモチーフをどう描いたかを比較できるので楽しめた。 神保町:本日から始まった第63回「神田古本まつり」を見物。 靖国通りの歩道500mに「本の回廊」が出現。100万冊が展示されている。 昼食は、2人で「新世界菜館」。…
浮川和宣『私の履歴書 文字を超える』(日本経済新聞出版社)を読了。浮川さんは、29歳でジャストシステムを創業し、日本語ソフト「一太郎」を大ヒットさせた人である。60歳でMetaMojiを起業し、今までと同様に初子専務と軌道に乗せて活躍中である。 旧知の浮川初子専務から贈ってもらった本が昨日届いたので、さっそく読んだ。本日、知研読書会があったので、メモをつくって紹介した。 文字を超える 私の履歴書 (日本経済新聞出版) 作者:浮川和宣 日経BP Amazon 2022年3月に日経新聞「私の履歴書」の連載。2022年9月に映像版・2023年10月に単行本。新聞連載時に、初子専務は毎日ブログで記事の…
こんにちは 今回のテーマは 文明開花の時の 啓蒙思想についてです 多くの人が 文化史を 苦手としているでしょう 特に 近代以降の文化史は かなりヘビーなものです 今回は そのヘビーな文化史の中から 最低限 頻出な部分をおさえましょう 文化史は とにかく 小さな積み重ねが 重要です この記事を読むことで、 明治文化のメインどころの 啓蒙思想について 重要な知識が得られます! 逆に読まないと いつまでも 文化史の勉強に 苦戦し続けるでしょう 啓蒙思想の知識が ない状態では、 ライバルとの差は 開く一方です 今ここで しっかりと 勉強しましょう! それではいきましょう 啓蒙思想家で 1番有名なのは …
【青森県の縄文遺跡】三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき) 【青森の遺跡】1万年にわたり続いた縄文文化遺跡と弥生文化を示す遺跡たち - まっぷるトラベルガイド (mapple.net) 暖かかったから、東北地方でも、豊かな農業ができたのだ。 解説にもあるように、考古学の研究者は、当時の気温が今と同じと思い込んでいたので、根本から判断を誤っていたのだな。例えば、東大の学者が立てた仮説が、明らかに誤りであることが実証され、張本人が亡くなるか、勢力が弱くなるかしないと、誤りは訂正されないのだ。 (最近では、数年程度の地震予知は、不可能という事になったのは、実際に予知できていなかった複数の地域に大きな…
6月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)情熱は裡なる苑に咲かすべし 雅舟 【花】 レンゲツツジ(ツツジ科) 【花言葉】 情熱 【短歌】高原はレンゲツツジの朱に燃えてあなたをわたしをかくしてしまう 高原を覆うように咲き乱れるレンゲツツジに包まれてたたずんで います。もう人目も気になりません。誰も彼も花に埋まってしま います。 【季語】 蓮華躑躅 蝸牛(かたつむり)【俳句】 牛放つ蓮華つつじの火の海へ 青柳志解樹 死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり 臼田 亜浪 かたつむり甲斐も信濃も雨の中 飯田 龍太 【万葉歌】水伝ふ磯の浦廻の石つつじ茂く咲く道をまた見なむかも 【三…
「一首鑑賞」の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 117.子供より親が大事、と思ひたい。子供よりも、その親のはうが弱いのだ。 (太宰治) 砂子屋書房「一首鑑賞」で都築直子が取り上げていました。 sunagoya.com 短歌ではないのですけど、コラムの内容がすごく面白かったので。 この言葉は、『桜桃』からの引用です。最初このコラムに出会った時『桜桃』を読んだことがなかったので、この言葉の真意がよく分かりませんでした。現代では「(幼い)子供より親が大事」と考える人はあまりいないでしょうが、当時の状況(儒教や家父長制の影響下でどうだったのか)はよく分からないし、しかも「(…
「図解塾」の「世界の名著」シリーズは、西洋と中洋が終了。次回は東洋(中国)で「論語」から「毛沢東語録」までを講義し、終了する予定。 〇西洋:ダーウィン「種の起源」。ハイデガー「存在と時間」。トインビー「歴史の研究」。ケインズ「雇用・利子・貨幣の一般理論」。サルトル「存在と無」。ボーヴォワール「第二の性」。フーコー「知の考古学」 〇中洋(インド):「ウパニシャッド」。「マハーバーラタ」。「ラーマ―ヤナ」。 以下、トインビーとケインズの図解。 以下、塾生の学び。 久恒先生、みなさま、本日もありがとうございました。今回は、「図解コミュニケーション全集」第7巻「応用編1 世界の名著」の第6弾。「種の起…
「名言の暦」(2022年)を編集中。「佐藤栄作」と「黒沢明」を書き足す。 「佐藤栄作」の日の最後。、、、、、「 60歳を過ぎなければ、人の上にはたてない」、「内閣は解散するたびに求心力を増し、改造するたびに求心力が低下する」。これらの言葉も納得できるが、冒頭の言葉には大いに共感する。「議論をしましょう」という人が多いが、それではだめだ。私も職場では「議論より対策」ということをスローガンにして改革を進めてきた。問題を見つけ、原因をさぐり当て、一つずつ有効な対策を打ち、新らしい平衡状態をつくりだす。次の問題が起これば解決し次の高い平衡状態にたどり着く。平凡だが、このスパイラルを切らさないことが組織…
2010年3月4日第1版第1刷発行 徳川家存続の働きかけを行った 篤姫 攘夷派から開国派へ変わったとされる 姉小路公知 イギリス領事館の日本語通訳 アーネスト・サトウ ペリー来航の危機に直面した老中 阿部正弘 軍を率いて和宮のいる江戸城へせまった 有栖川宮 熾仁 公武合体を実現させ、命をねらわれた 安藤信正 幕末の政局を開国に導き暗殺に倒れた 井伊直弼 尊王攘夷を進めた土佐の暴れん坊 板垣退助 幕末・維新を生きぬき、総理大臣となった 伊藤博文 イギリス密航で尊王攘夷派から倒幕派へ 井上馨 王政復古で幕府を終わらせた公家 岩倉具視 一代にして三菱財閥を築いた 岩崎弥太郎 西洋の技術を広め、海防政…
松江で発見した希少名字。読みはそのまま「むぎほ」と読む。 -関連エントリー--難読名字(その143):立小→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/05/06/233000--難読名字(その142):陬波→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/04/29/182214--難読名字(その141):帚木→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/04/17/180819--難読名字(その140):開高→https://akamac.hatenablog.com/entry/…
中央大学の塩見英治先生(名誉教授)とお会いして、近況を交換した。 JALの広報課長時代にワシントン線就航時の航空関係の識者のツアーを実施したことがある。この時、参加されて親しくなった。航空政策ではお世話になった。 畢竟の代表作『米国航空政策の研究』(文眞堂)をいただく。「命を懸けた」とおっしゃるから、ライフワークである。ライフワークは、まさに命がけの仕事のことをいうのだと改めて思った。 米国航空政策の研究 作者:塩見 英治 文眞堂 Amazon 米国の航空政策について、規制中心の時代から2006年までの軌跡を丹念に追っている。市場の構造と変化、戦略のダイナミズム、競争政策、グローバルに展開した…
書誌情報:坂の上の雲ミュージアム,40頁,ミュージアム販売価格1,000円,2023年2月21日発行 チラシにある「明日のために…」の一文がない。縦:25cm,横:25.5cmの変型サイズ。 はじめに 目次 序章 開化——新しい時代へ 若者たちの希望 急速な西洋化 陸軍の転換 実力海軍をつくる 留学生たち 子規のリアリズム 風雲——列強のはざまで どこと結ぶか 綱渡りの計画 適材適所 外債募集 開戦——負けないように 陸海軍の戦略計画 戦争のやめどき 情報収集 作戦室の機能 的確な判断 ゆかりの品と書 終章『坂の上の雲』完結50周年 出展総目録(全167点) 協力者一覧 坂の上の雲ミュージアム…