中村紀洋は、日本のプロ野球選手(内野手)。
1973年7月24日生まれ、大阪府大阪市淀川区出身、右投右打。
大阪府立渋谷高等学校卒業。
1990年に全国高等学校野球選手権大会に出場。
1991年のドラフト4位で近鉄バファローズから投手として指名を受け、入団。
1994年に101試合に出場し8本塁打を記録。結果がなかなか出ないながらも、当時の鈴木啓示監督が辛抱強く起用し続けた。9月18日の日本ハム戦でサイクルヒットを達成。
1995年に規定打席初到達し20本塁打を放つ。以降2002年まで8年連続で規定打席に到達、1997年を除いて毎年20本塁打以上を記録する。
2000年にシドニーオリンピック、2004年にアテネオリンピックの日本代表に選ばれた。アテネではホームランを放ち銅メダル獲得。
2002年オフにFA宣言し、読売ジャイアンツ・阪神タイガース・ニューヨーク・メッツからのオファーを受けるが、梨田昌孝監督の説得により結局バファローズに残留。この時つり上げた中村の年俸が、大阪近鉄バファローズの解散のきっかけとなった。
2005年オフにポスティングシステムによりロサンゼルス・ドジャースへ移籍。だが思うような結果を残せず1年でアメリカを去り、オリックス・バファローズへ復帰した。
2006年は怪我に苦しみ打率.232、本塁打12本という不本意な成績に終わる。オフに球団は怪我を公傷と認めず1億円以上の大幅減俸を提示。中村側はこれを不服とし球団ともめにもめた結果、1月12日にオリックス・バファローズを退団する事が決定した。
2007年2月12日に沖縄で中日の入団テストを受けることが決定した。日時は2月15日。そして同月25日、育成選手としての入団が決定した。2007シーズン開幕直前の3月23日に支配下選手契約を結ぶ。
2011年5月23日に横浜ベイスターズに移籍すると発表があった。
2013年5月1日、対東京ヤクルトスワローズ6回戦(横浜スタジアム)で日米通算2,000本安打を本塁打で達成。
2013年5月5日、対中日ドラゴンズ9回戦(ナゴヤドーム)で日本プロ野球通算2,000本安打を達成。
妻は元日立ベルフィーユの選手で、村上隆行の実妹でもある村上浩子。
年度 | 所属 | 背番号 | 備考 |
---|---|---|---|
1989-1991 | 渋谷高校 | - | 甲子園出場あり。投手兼任。 |
1992-2004 | 近鉄バファローズ (99年より大阪近鉄バファローズ) |
66→3→5*1 | 1991年ドラフト4位 |
2005 | ロサンゼルス・ドジャース | 66 | ポスティング |
2006 | オリックス・バファローズ | 8 | |
2007-2008 | 中日ドラゴンズ | 205→99 | 育成選手契約を経ての支配下選手へ移行 |
2009-2010 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 99 | FA宣言 |
2011- | 横浜ベイスターズ 横浜DeNAベイスターズ |
99 |
*1:5は義兄・村上嵩幸が付けていた。