1847〜1901 思想家、ジャーナリスト、政治家。フランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーを日本へ紹介して自由民権運動の理論的指導者となった事で知られ、「東洋のルソー」と評される。土佐藩出身。また、奇矯な言動も多く、奇人としても知られた。 岩倉使節団と共にフランスに留学。帰国後ルソー『民約論』を翻訳・紹介、自由民権運動に絶大な影響を与える。 民権派の新聞に健筆を揮い、終生野に在って藩閥政治を厳しく糾弾。 独自の唯物史観に貫かれた波瀾の生涯を送った。
ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 人の意見に耳を傾けることができるだろうか。違いを違いとして認めて、お互いに分かり合えることができるだろうか。アメリカとの関係で、中国に対して、あるいは、韓国に、疑心暗鬼を生ずることなく、虚心坦懐に向き合うことができているのであろうか。 自分の頭で考えること、そして対話をするということ。国際的な紛争の拡大の予兆があり、社会的分断が進む今、私たちが進むべき方向は何か。 中江兆民の作品『三酔人経綸問答』や余命1年半を告げられて書かれた『一年有半』『続一年有半』は心に響くものがある。 中江兆民 『三酔人経綸問答』 2023年12月 (NHKテキスト) 作者…
こんにちは。 今回は、clubhouseで行っているルーム「100分de名著を語ろう」の席上であった発言に促されて考えたことを綴ってみようと思います。今月度(2023年12月度)のテキストは、中江兆民の『三酔人経綸問答』でした。テキスト執筆と番組での解説担当は、平田オリザさんです。なお、放送やテキストは、光文社古典新訳文庫版を基としていました。 三酔人経綸問答 (光文社古典新訳文庫) 作者:中江 兆民 光文社 Amazon 放送やテキストでは、恩寵として「与えられた民主主義」を、恢復されたもの、獲得したものとしての民主主義へと鋳直すための「対話」の重要性が繰り返し強調されていました。 しかしな…
皆さま、こんにちは。 今月4日より始まった 中江兆民著『三酔人経綸問答』の 放送が先日終わった。 www.nhk.jp www.nhk.jp www.nhk.jp www.nhk.jp 今、手元には 同テキストと同書籍が 揃っています(笑)。 今度の正月に 読みたいと思っています。 では。
中江兆民 『三酔人経綸問答』 2023年12月 (NHKテキスト) 作者:平田 オリザ NHK出版 Amazon こんにちは。 私は「100分de名著を語ろう」というclubhouseでのルームを運営しているとは、以前にも書いていることですが、今月度テキストの中江兆民『三酔人経綸問答』(平田オリザ著)が、放送の完結を待たずに読了できました。 ふだんですと、各回の放送前後にテキストの該当部分を読んでいるのですが、3回めを読み、録画を視聴した直後に、4回めまでを読んでしまいました。つまりは、21日(木)の「100分de名著を語ろう」の時点で、すでに読了していたということです。もちろん、会では4回め…
こんにちは。 23/12/21(木)21時より、clubhouseのルームとして「100分de名著を語ろう」を開きます。この日は、中江兆民の『三酔人経綸問答』三回目の放送「『現実主義』の可能性――南海先生の論を中心に」を扱います。テキスト執筆と番組での解説は、平田オリザさんが担当されています。以下、テキストの「小見出し」に連番を振ってご紹介いたします。 中江兆民 『三酔人経綸問答』 2023年12月 (NHKテキスト) 作者:平田 オリザ NHK出版 Amazon 参加者の議論を整理する 南海先生は、まず紳士君と豪傑君の議論を公平に整理、要約して「相対化」している。 福沢諭吉の論法とともに、当…
中江兆民は奇行で知られた。 とある酒宴の席上で、酩酊のあまりにわかに下(・)をはだけさせ、睾丸の皮を引き伸ばし、酒を注いで「呑め呑め」と芸者に迫った件なぞは、あまりにも有名な逸話であろう。 その兆民の語録の中に、 「ミゼラブルといふ言葉の標本は、板垣の顔である」 という短評がある。 短いながらも、これほど板垣の本質を鋭く穿ったものはない。 (Wikipediaより、板垣退助) 板垣退助の絶頂期、一個人としての黄金時代は幕末維新の騒擾に、もっと言うなら戊辰戦争の砲煙にこそあったろう。彼の生命がもっとも溌溂とした期間であって、それゆえ一旦そこを過ぎてしまってからは、どういう立場、どういう仕事に就い…
豪傑の客、「それなら、もしどこか凶暴な国が、われわれが軍備を撤廃したのにつけこんで出兵し、襲撃してきたらどうします。」 洋学紳士、「私は、そんな凶暴な国は絶対ないと信じている。もし万一、そんな凶暴な国があったばあいは、私たちはそれぞれ自分で対策を考える以外に方法はない。ただ私の願いとして、私たちは武器ひとつ持たず、弾一発たずさえず、静かに言いたいのです。「私たちは、あなたがたにたいして失礼をしたことはありません。非難される理由は、さいわいなことに、ないのです。私たちは内輪もめもおこさず、共和的に政治をおこなってきました。あなたがたにやって来て、私たちの国を騒がしていただきたくはありません。さっ…
三酔人経綸問答 (光文社古典新訳文庫)作者:中江 兆民光文社Amazon 南海先生、性酷だ酒を嗜み、また酷だ政事を論ずることを好む。 『三酔人経綸問答』の作者、中江兆民はアルコール中毒を理由に国会議員を辞めたが、彼は晩年、喉頭癌に侵されるまで、終生、酒を飲み、政治を論じることを止めなかった。彼の職業は文人。政治学者ではない。——私の中に彼と同じ血、同じDNAが脈々と受け継がれているのを感じる。 いま、こうして原稿を書いている時でも、私はワインをちびちび飲やっているのだが、近頃ではお茶を飲んでも、珈琲を飲んでも、いまいち元気になれない。だから酒に頼ることになるのだが、この気分の落ち込み様は内因性…
中江丑吉(1889-1942)。北京にて、1937年3月、鈴江言一撮影。 ボケ切らぬうちに、聴けることは聴いておけ。お若い友人から、過去の文学についての噺を求められる。望むところだと応えたきところなれど、問題がひとつ。 私ごときにお訊ねあるは、せいぜい過去に書いたか喋ったかしたことの関連事項。もしくはその詳細。ところがどっこい、こちらの記憶はおぼろで大雑把。詳細なんて憶えちゃあいない。読み直さねば思い出せない。 残り時間にコレは読んでおきたい読み直したいと、読み直してでも思い出せとが、おうおうにして一致しない。 中江丑吉の噺なんか、どなたも聴きたいとはおっしゃらない。 「日本の新聞はじつに馬鹿…
" data-en-clipboard="true">時の政府首脳部の半分近くを2年近く派遣し、不平等条約改正や西洋文明の調査を目的とした岩倉使節団の非公式記録。 " data-en-clipboard="true"> 岩倉使節団は、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文ら大臣クラスの政治家だけでなく、ジャーナリストの福地源一郎、東洋のルソーと呼ばれた思想家の中江兆民、後の三井財閥総帥の団琢磨、女子教育の先駆者の津田梅子、日露戦争終結の立役者の金子堅太郎など、バラエティに富んだ人々が随行していた。本書は、その一員である久米邦武が残した視察報告書である。米国が成功した理由、自主ということの本質、文明国が…
facebook【世良康雄KoYu】自己紹介リンク🔗mixi【安康天皇雄略天皇】日記一覧更新🆙LINE【世良康雄】トーク更新🆙 https://www.facebook.com/profile.php?id=100015127804576 【嘉治隆一】 - Wikipedia 「🤮男全裸像ミケランジェロ・ブオナローテイ危機🚨」 (かじ りゅういち、1896年8月3日 - 1978年5月19日)は、日本の政治評論家。 上田敏の娘婿。 『心』同人(生成会)委員も務め、柳田國男など文化人との交遊も広かった。中江兆民・田口卯吉・陸奥宗光などの研究・著作解説も行っている。作家⚠️三島由紀夫〈戦前、稲川会…
春分の日が近づくにつれ、一日また一日と、日が長くなってきました‥。 さて、100分de名著『中江兆民~三酔人経綸問答』(平田オリザ著:NHK出版)を読了しました。テレビ番組は視聴しましたが、テキストは長らく積読状態でした。 テキストで印象に残ったのは、「対話」についての次のような記述でした。『‥‥私なりに定義すると、会話は「親しい人同士のおしゃべり」、 対話は「異なる価値観を持った人とのすり合わせ」です。 この定義に当てはめると、「三酔人経綸問答」で行われていることは、まさに対話です。 紳士君は理想主義者、豪傑君は侵略を好む覇権主義者、南海先生はその中間を行く現実主義者。 異なる価値観を持つ者…
youtu.be 青山吉能 / Flowery(Music Video)Flowery - Single青山吉能アニメ¥255 わんぱくなことしたーーーい!! 色々な事が追い付いてない。 色々とインプットしてるけど、まだまだという欲が凄い。 色々と手を広げて収集付かない訳ではないので落ち着いて噛んでいきたいぞ。 自室で行方不明になったメガネが見つからない為、JINSで購入しました。総額6500円程♪謎の目の不調で眼鏡を変えまくってたのだが、原因は緑内障で視力はそんな悪くなかったのが判明したし、これでOKかな。緑内障も眼圧ヤバい訳でも無く目薬してれば今の所は大丈夫なので死ぬことは無いと思う† 聴…
ということで本日は集中して読書したのが気持ちよかった 他にしたことは ・ハロワ(確認)→行政Bから来週まで待てとのなんちゅう通知 ・床屋 ・ひげそり ・風呂 ・車6か月点検 などいろいろ済んでよろしきことである もう権威とか資産とか関係ねーよと思うことにしたので いまの株価とか狂騒曲をノーポジで眺めている ノーポジだから暴落恐怖にあうこともない 金がありすぎるのも大変だろうと思うけどそれなったこと ないからわかんねーよ まわりが全員バカなのも疲れると思うし なんにせよギャップってやつは大変だと思うのよ周囲とのギャップ 多様性なんたらいうても 結局 いまでも人権教育とかしっかりしてそうなイメージ…
ここでは、本ブログで全集に触れている記事へのインデックスを作成します。 リンクがない項目は、将来記事をつくる予定です。 なお、個人名を冠した全集については、当該人物の姓の五十音順で並べます。 【あ】 ・『アインシュタイン選集』(全3巻、共立出版)・『アウグスティヌス著作集』・『安部公房全集』(全30巻、新潮社)・『ベッカー版アリストテレス全集』・『新版アリストテレス全集』(岩波書店)・『ハンナ・アーレント批判校訂版全集』
396.『道草』番外編(2)――田岡嶺雲 論者は先の項(本ブログ道草篇3~5)で漱石の年表を作成したが、その中に田岡嶺雲の名を何箇所か書き込んだ。漱石が『猫』で世に出てすぐに、田岡嶺雲が『作家ならざる二小説家』という短文を書いた事実を、ことさらに言いたいがためである。ここで改めてその前後の漱石著作年表を掲げてみよう。ただし議論の性格上、作品は(執筆月でなく)発表月に変えてある。《明治38年――雑誌発表ベースでの著作年表》1月 『猫』(ホトトギス)・『倫敦塔』(帝国文学)2月 『猫(2)』(ホトトギス)・『カーライル博物館』(学燈)4月 『猫(3)』(ホトトギス)・『幻影の盾』(ホトトギス)5月…
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者:河合雅司 講談社 Amazon 1月9日の視聴 ・『100分de名著 中江兆民“三酔人経綸問答” 第1回 「なぜ問答形式なのか」』 →三人の酔っぱらいの話として書かれたコレ…が、当時の世相を反映している、と。 →中江兆民、土佐藩出身か。坂本龍馬とも交流が。岩倉使節団にもいたの?そうだっけ。 →中江篤介著、だけど改名(?)したのはいつやろか。 →“洋学紳士”、現代のSNSで「丸腰で、日本に攻めてきた軍隊に向かっていけ」なんて言ったら『男は皆殺しですよ?』って丸焼けになるわな。ただ、この頃にこれを行っても、皆が戦争をよくわかっ…
前、100分de名著を見ていた時中江兆民の三酔人経綸問答という本が紹介されていた。自分は癌のような存在だと言う豪傑君の言葉があってぐさりと刺さった。 自分で自分をそんな風に思うというのはなかなかできることではない。 これを現代に当てはめるなら戦争を起こすロシアやハマース、他の諸国の武装集団は癌の様な存在なのだろう。 ところで癌というのはよく知られる病気である。かかる人も多い病気である。 もし豪傑君の言うことが本当なら、そういう癌のような人間はたくさんいるのではないか。 癌が罹った病人を攻撃するように戦争で人間という同胞を殺してしまうような人間がいて、普段は無関係を装っているのではないのか。 ロ…
《 幕末の天才・小栗上野介を分析する 》 明治維新は、世界史でも特異に映る現象となっています。 たった30年間で、日本という西欧諸国から見れば、東の最果ての国がたちまち頭角を現して、世界の列強の一国となっていまいました。 このことを歴史学者で著名な分析家・アーノルド・トインビーは 「西欧で100年以上かかったか改革を、日本はたったの30年で成し遂げてしまった」 といっています。 つまり――― 日本国の突然の繁栄は、「世界史の奇跡である」とまで言っているのです。 それに対して、日本という国は、その当時の文明も世界水準を超えたものであり、それは当然の帰結であるとして、様々なデータを駆使して、そのこ…
「ちくま」2023・12月号に保坂氏の中江丑吉についての記事があったのでこれ 連載かと思ったら 2024・1月号にはないので連載ではないのか (いや 10^11^12ときてここは休載みたいだお) オレが忘れないように中江丑吉についてここにかいておく つまり森戸事件の話である この日記で森戸事件の話をたしか前にも(12月号をよみにいったときに)書いた と思うが 今回は昨日読んだ『行政学講義』の中身とリンクするところがあったのであらためて 書く次第 さて つまりまずは 『行政学講義』で語られるのは官製官僚とはなにかという起源であって 明治維新で「元勲」にあたるような勝ったほうの幕藩要人たちが 明治…
・菊地成孔日記(戒厳令下の新宿)を読むと楽しいとはなんだろうっていうそれぞれの回答について考えるねオレならどうするかってね・100分名著「中江兆民」4回目をみたたまたま手がすべって録画再生ボタンをおしたからなんかね昔の人も今の人もみんな考えてるんだよいろんなことをね頭のなかからそれを出してきて文章かいたり音楽つくったりね・はらへったので天そばくってねる(カップ)・「みいつけた!」最高このスイちゃんが春に卒業かあ~つらい・でもオレが生きてるのとおなじくスイちゃんも生きてるから加齢するよねだから卒業はあたりまえ・オレが東北いったり18きっぷ活用したりまた鹿児島いったりしてそれはオレが無職だからとび…
新装版 翔ぶが如く (5) (文春文庫) 作者:遼太郎, 司馬 文藝春秋 Amazon お前さァはいつもそうじゃ。こまったことになると俺(おい)のみを残してどこかへ去る。 のび太のくせに、のようなわけのわからない理由で植民地化を非難される日本。ロシアとかイギリスとかは許される異常な帝国主義時代。 柳原前光、23歳くらい。駐清公使。早蕨の内侍(さわらびのないし)の兄。柳原白蓮の父。 官職がころころ上がっててうさんくさい日本政府と思う李鴻章。今もね。。 最後まで責任を取る男、大久保利通。 嫌になったら途中でやめる西郷隆盛。 征韓論のとき、江藤新平に「無い金を捻出するのが大蔵省の責任をもつ君の仕事で…
今年もよろしくお願いいたします(__) とんでもない2024年の始まりになってしまって、被害にあわれた方々を思うと言葉もなく・・・これ以上の悲劇が増えないことを祈るばかりです。 加えてさっきは羽田空港の信じられない事故のニュースを知り、今年はいったいどんな年になるのやら、今の段階では正直ろくなことしか考えられない。 12月31日に今年を振り返る時、いったい私は何を思っているんだろう。って考えてしまいます。 そんな私は、夕方くらいにやっと高熱から平熱に戻りました。やれやれ(@_@) 表題分けて記事書くのは省略させてもらい^^; 続けて5回目のコロナワクチン接種体験談を書こうかな。 いやー、今回は…