1941〜 岩手県一関市生まれ。岩手県立一関第一高等学校、学習院大学卒。岩手日報社入社後、報道部、東京支社編集部、校閲部等を経て、昭和57年『黄金の砂(出版時は『黄金流砂』に改題)』で第28回江戸川乱歩賞受賞。同年末、退社して創作活動に専念。昭和60年『七人の共犯者』で第12回角川小説賞を受賞。主な著書に『黄金流砂』『七人の共犯者』『遠野物語殺人紀行』『疑惑の演出者』など。
どこへいこうか? 本の世界は広い 無事のお帰りをお祈りします。 本の彷徨い方 *時間軸、世界線は保証しかねます。 日本・滋賀 藍色のベンチャー 「あきんど 絹屋半兵衛」 幸田真音 あしがる ゴツボ×リュウジ 明智軍記 安土城幻記 阿刀田高 安土往還記 辻邦夫 アニコイ ゴツボ×リュウジ あやかしコンビニエンス ヒライユキオ あらくれ武道 山本周五郎 偉大なる、しゅららぼん 万城目学➡主人公らは湖西地方出身・湖東地方在住、琵琶湖 石田三成の青春 松本匡代 一歩の距離 城山三郎 祈りの幕が下りる時 東野圭吾 美しさと哀しみと 川端康成➡琵琶湖畔が作品終盤の舞台 湖猫、波を奔る 弟子吉治郎 湖の琴 …
2020年8月17日更新 『義経不死伝説』(中津 文彦,PHP文庫,2012年12月19日発行)を読了。 抵抗する術もなく,義朝は「せめて木太刀でも手にあれば!」と憤怒の形相で叫びながら果てた。享年 38,源氏の棟梁としては,あまりも無残な最期だった。(p. 25) さぞかし無念であろう。そして木太刀があったならば,どうなっていただろうか。 義経のその後の戦いぶりをみても,軍という組織のことや,統帥ということについての知識や認識があったようには思われない。戦さの天才であったことは間違いないが,たぶんに独りよがりなところのある人物だったようだ。(p. 70) 独断専行型の人物像が浮かび上がる。 …
おつです。読書の記録。 2020.5に読んだ本 『「私」をつくる 近代小説の試み』安藤宏 小説の語り手が誰なのか? ということが気になってTwitterでうだうだ喋ってたらフォローしてる人が教えてくれた。 言文一致体の成り立ちや『浮雲』での二葉亭四迷の苦悩、「視点」にまつわる問題に対して歴史上の作家たちがどう取り組んできたのかというのが分かった。 なんだろな、まあなんとなくは理解していた、主人公と視点の距離感(心象をどこまで描くかの問題)について、文学者たちがあれこれ考えてるのはまあ面白かった。『三四郎』ではヒロインである美禰子の心情をあえて描かないことで主人公の追った物語以外のもうひとつの物…