中華民国

中華民国

(地理)
ちゅうかみんこく

The Republic of China; ROC

*1

1912年、辛亥革命により孫文が清朝を倒して建国した共和国。
1949年、共産党との内戦に敗れ、蒋介石が台湾に亡命政府を樹立。
現在では限られた国にしか承認されていない。

台湾と周辺の一部島嶼を実効支配している国家。かつて中国全土を版図としたが、1949年、中国共産党との内戦に敗北し、台湾に逃れた。
首都は公式には南京とされるが、支配地域の外であり、実際は台北(臨時首都)である。

台湾問題

共産党が建国した中華人民共和国は、中華民国が実効支配している地域も中国の一部であるとみなしている。これは中華民国側の公式見解とも一致しており、両政権とも建前上は台湾と本土の統一をめざしている。
ただし中華民国では近年、大陸への反攻を断念し、台湾として独立しようとする世論も高まっている。中華人民共和国はこの動きには警戒を強めており、軍事侵攻の可能性をちらつかせてまで独立を思いとどまらせようと躍起である。

歴史

建国は辛亥革命で清王朝を倒した後の1912年。臨時大総統の孫文のもと、中国史上初めて共和制を敷いた。その後、軍閥が割拠する混乱状態となったが、蒋介石の指揮下で北伐が行われ、1928年南京に国民政府が樹立される。
日中戦争期には蒋介石が重慶に逃れる一方、南京には日本の傀儡政権(汪兆銘政府)が建てられていた。
第二次世界大戦の戦勝国になり、国連憲章では安全保障理事会常任理事国は「中華民国」であると明記されている。
戦勝後、日本から帰返された台湾に、新しい住民の移入によって、既に日本の文化に浸透され従来の住民とのまに、誤解を生じ、従来の住民が自分のことを本省人と呼び、新しい住民のことを外省人と呼ぶことになって、その軋轢が広げていて、違法私タバコ取締の過当事件をきかっけに二・二八事件が起こった。当時の責任者が状況をうまく理解できないまま、本国に「台湾で叛乱を起こった!」との電報を送って、本国から武力鎮圧するまでに至った。
戦前から戦後にかけて共産党との合作と内戦を繰り返し、1949年には首都南京が陥落。蒋介石は政府もろとも台湾に移った。先の二・二八事件と共に、共産党との決裂により、台湾に対する不信感を煽る一途、共産党容疑者の弾圧として白色恐怖事件がおきた。両方の不快がますます酷くなる。
戦後の台湾では国家の保護育成策のもと産業が発達し、一部の技術分野では日本や欧米と張り合うまでになっている。

中華民国憲法(抜粋)

中華民国は、三民主義に基づく民有、民治、民享の民主共和国とする。
中華民国の主権は、国民全体に属する。
中華民国の国籍を有する者は、中華民国国民とする。
中華民国の領土は、その固有の領域による。国民大会の決議を経なければ変更することができない。
中華民国の各民族は、一律に平等である。
中華民国の国旗は、紅地の左方上角に青天白日をしるしたものと定める。

『中華民国憲法』総則より

*1:現在の「台湾政府」を指す英単語としては、例えばChinese Taipeiなどがある。それは、中華人民共和国の圧力によりRepublic of Chinaを使えない場合に使うことになる。

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