中国では3つの組織が競争をしてリニア開発が進んでいる。すでに地方政府による誘致合戦も活発化している。しかし、運賃が高鉄の4倍にもなるリニアが、果たして高鉄や航空機との競争力をもてるのか、疑問の声もあがっていると界面新聞が報じた。 試験走行を始めている中車四方リニア 中国では、時速600km以上で走行する超高速リニアモーターカーの分野で、3つの組織が開発を競い合っている。 最も古くから開発を進めているのが、国営企業「中国中車」傘下の中国中車青島四方機車車両(中車四方)で、2019年にサンプル車両を開発し、世界で初の時速600kmクラスの高速磁気浮上鉄道となった。2021年7月には試験路線も完成し…