東海林さだおさんの丸かじりシリーズを愛読している。どんなに本読み体力が落ちたときでも、これだけは傍らにあった。ひとつの丸かじりに三日かけたとしても、活字と離れたくないしがみついていたい、なんていうみっともない未練を満たしてくれていた。 本読み体力がどうしようもなく落ち込んで、ついでに生きている意味なんて憑りつかれたらダメな奴に追いかけているようなときに。丸かじりにかじりついて、日常を維持していた。丸かじりは、とっても些細で、本当にどうでもよくて、つまるところどうしようもなくて、とてつもなく必要な日常をテーマに描かれる。 丸かじりをひとつ読みきれるようになって、四コマ漫画をお試しし。丸かじりに安…