1 はじめに 2 主人公になりたいか否か 3 長門を理解できたのか 4 最後に 1 はじめに 「12月16日。地球をアイスピックでつついたとしたら,ちょうど良い感じにカチ割れるんじゃないかというくらいに冷え切った朝だった」 ある小説の冒頭です。 正確には,小説を映画化した部分の冒頭です。 小説では,日付が入っていません。 で,なんの小説かというと,もったいぶらずにいいます。「涼宮ハルヒの消失」です。 このシリーズの中で,とても人気のある作品です。 確かにおもしろい。 でも1番ではありません。 私にとって不動の1番は1巻です。 それはさておき今日は,この作品について話します。 ネタバレになります…