久米島は、沖縄県中南部圏域に位置し、沖縄本島より西に94kmにある島。沖縄県の指定離島の一つ。
沖縄県内の離島では西表島、石垣島、宮古島に次いで4番目の面積を持つ。
面積は59.11km²で、全域が沖縄県島尻郡久米島町に属する。
川や池が多く、自然豊かな森にも恵まれ、全体が県立自然公園に指定されている。
島名の由来は、古くは琉球の中で最も美しい島として、「球美(クミ)の島」と呼ばれていたこと、という説と、水が豊富なことから稲作が盛んだったことから「米の島」と呼ばれたことという説がある。
琉球王朝が、清国をはじめ、東南アジアや朝鮮、日本と盛んに貿易(中継貿易)や通行を行っていた時代には、
寄港地として栄えていた。
古くは「続日本記」において「和銅7年(714年)に球美の人が奈良を訪れた」ことが記されており、これが久米島が初めて書物に登場したこととされている。