皆様、ご機嫌いかがでしょうか。本日は【160】バットを振りました。 熊に出くわしたことはないですが、早く冬眠して欲しいです。 久米正雄さんの『熊』を読みながらバットを振りました。出だしだけです。 青空文庫より。『熊』 久米正雄, 北海道で生れた私の友達が、或日私の近所の子供たちの前でこういう熊の話をして行きました。一 熊といいますと、いうまでもなく恐しい猛獣ですが、熊だって何も好き好んで人を殺すのではありません。人が熊を恐しがるように、矢張熊の方でも人が恐いのです。そして人が来るのを知れば、熊の方で先まず逃げてくれるのです。けれども両方がふいに出合うか、どうしても顔を合せる外ほか仕方のないよう…